新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

現場に逃げる管理者


  事務所から出てこない管理者も困りますが、たまに現場に逃げる管理者がいます。これはよろしくないぞ、という話です。

現場に行った方が気が楽なんです。なぜか?それは、管理がわからない、未来を作れないから逃げるのです。
現場もそういう管理者をよしとする雰囲気がありますが、単なるマンパワーとしての扱いなら、いづれその組織はダメになります。すでにダメかも。
未来を考える人がいないということは、現場の職員を守る人がいない、ということです。
もし、あなたの施設で、施設長自ら入浴介護をしているような状況であれば、今すぐ『施設長!デスクに戻って、わたしの未来を守ってください』と言ってください。人材不足であれば、現場に入るのではなく、ハローワークに行くのが管理者です。
今を守るのが現場の役目。未来を作るのが管理者の役目です。
バランスですけどね。優れた管理者のほとんどは、現場に行くときは必ずスタッフの状況の確認をしています。配膳するフリをして、介護職員の動きを見ていたり、ラウンドしながら利用者に話をしているフリをして、現場の状況を見ています。まさに『現場の苦労を知る管理者』です。

何をしたらいいかわからない管理者の皆様におすすめの仕事があります。
業務改善の仕事です。前にも書きましたが、①書式の改善②模様替え(5Sとか、動線の改善)③会議の参加、です。
あとは、現場のスタッフの面談です。あとは経費削減とか、コンプライアンスとかもありますけどね。
これは事務所から出てこない管理者にも、現場に逃げる管理者にもおすすめです。

管理者といっても、施設長ばかりではなく、現場の管理を任されている役職者には必要な仕事です。
介護施設には現場に自由に出入りができて、デスクワークができるリーダーが必要です。
現場に器用さを求めるのと同じように、管理者にも器用さは必要なのです。

管理者、リーダーがめんどくさがったら、犠牲者は現場ですからね。現場の愚痴を言ってるひまはありませんよ。うっしっし

知野吉和


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知野吉和

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One thought on “現場に逃げる管理者”

  1. 理解できます。
    実際に介護管理者をしている者です。
    しかし、様々な悩みがあります。
    事務所内が仕事をしない雰囲気。
    喋りまくり。
    現場の人の方が、仕事をしている。
    無視をして、無口で仕事を
    やっていましたが、感じが悪い、
    笑顔がない等々、陰口があります。
    levelが低い職場。
    なので、現場の様子も見に
    出てしまうこれは、悪循環ですね。

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