新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

やる気のない介護職員の研究


  僕が介護職員のスキル評価のものさしを作り始めたのは、実は、やる気のない介護職員をどうやったらクビにできるか、という意地悪な考えからでした。

やる気がないと言われている、評価されない介護職員とは、どういう人たちか?

1. 空気が読めないKY職員
2. 利用者にキモイことをするヘンタイ職員
3. 注意しても改善しない勘違い職員
4. 言われたことしかしない職員
5. 消極的な草食系職員
6. あきらめ職員
7. 声のでかい八つ当たり職員
8. 雑用に逃げる職員
9. ふてくされ職員
10. 開き直り職員
11. できない理由を言いたがる職員
12. 理想しか言わない職員
13. なぜか施設長よりえらいパート職員
14. 介護職員を怖がらせる他職種の職員

などなど、まだいろいろパターンはありますが、これらの人たちの特徴を分析して、知識と技術を分類して、だれが大事な職員なのか、どうやったら辞めてくれるのか、というところまで夢中になって研究をしてきました。
完全に『あいつにコレを言ったら傷ついて辞めるだろうな。うっしっし』とワクワクしながら研究しておりました。

ところが、分類が進んでいくうちに、『この人たちって、こうなりたくてなったんじゃなくて、昔はもっとやる気があったんじゃん!!』ということに気付いてしまいました。

要するに、やる気がない人たちは、『何か過去に事情があって、こうなってしまった』という背景があったのです。

やる気のある人たちに言わせれば、やる気のない職員がいることは迷惑で、被害者気分ですが、彼らもまた被害者だったのです。
そのあたりの詳しい内容は11月14日のセミナーで説明しますが、人は気づいてしまうと、優しくなるものです。

いつものまにか、スキルマトリクス理論は、クビにするツールではなく、活かすためのツールになってしまいました。

ちなみに、介護職員がやる気をなくす理由は

1. 上司が理不尽、正しさが通らない、理屈が通らない
2. 職場から目標が示されていない、育ててもらえない
3. がんばっても認めてもらえない
4. プライベートの問題がある
5. 頑張る必要性がない環境
6. ノルマがない

似たようなところもありますが、おおざっぱに言うとこんなところです。
共通して言えるのは、やる気のない介護職員さんは、何かの期待を裏切られた被害者なのです。
まずは、その被害者を救うところから始めないと、本人も組織も変わりません。

まずは、やる気のない人には優しくしてください(^^♪
でも、指導しても、ほめても、叱っても仕事ができない人はまた別の話ですよ。うっしっし

知野吉和


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