新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

おせっかいママには気を付けろ!


  おせっかいはあまりよろしくない。そしておせっかいには、2種類あるけど、そのうちのひとつはちょっと違うよ、という話。
おせっかいというのは、小さな親切大きなお世話というやつですが、おせっかいをする人の心理は、相手によくなってもらいたい、自分ならこうしてもらいたい、だからこうしてあげよう。というやつです。
同じ価値観なら大変ありがたいけど、求められていなかったら、大変迷惑です。

相手の事を考えているようで、実は自分のものさしで当てはめているだけなのです。
ちなみにおせっかいというのは、母性から生まれます。母性とは一言で言うと優しさ。フォロワーシップです。その度が過ぎるとおせっかいと言われます。ちなみに占星術の世界では、蟹座は母性の象徴です。カニは子どもを自分のハサミで囲うように守ります。たくさんの子供を守る強さを持っていますが、あまりに抱え込みすぎるために、自分の陣地から離れていく子どもをにらみつけたり、悲しい目をすることで、また自分の陣地に戻そうとします。愛情で育てる力はありますが、いつまでも子ども扱いするために、最後はおせっかいとなります。
一部の世の中の旦那様が、母親に逆らえないのは、母親の悲しみ、憎しみを感じさせたくないから、嫁よりも母親をとるのです。あれは旦那様のせいではなくて、母親がいつまでも子ども扱いしているせいなのです。
母性の良いところは、何があっても自分の味方をしてくれるところです。失敗もフォローしてくれます。子どもがコップのジュースをこぼしても、「しょうがないわね」と言いながらテーブルを拭いたり、お風呂に入る時に服を脱がせたり、具合が悪ければなんでもしてくれるような。母性には「許し」があります。
介護や子育てには、母性は重要です。これがあるだけで、ある程度の介護問題は解決します。
そして、もう一つ。母性と勘違いされている、父性から来るおせっかいを、母性だと勘違いされることがあります。
父性とは、頑固さ、真面目さ、という感じで表現されます。まったく正反対の性質です。

父性のおせっかいとは、失敗を許しません。コップのジュースをこぼさせません。風邪を引いても、「ふだんの生活がなっとらんからだ」と責めます。こうあるべき、失敗はしてはならぬ、というルールを持っています。
失敗を「許さない父性」、失敗を「許す母性」。事前の予防が、事後の対応か、で分かれます。
どちらも度が過ぎている状態ですから、生きづらさ、付き合いづらさにつながっていくんだろうと思います。
自覚していればまだいいのですが、特に父性のおせっかいを母性と勘違いしている人がいます。

自分の中にルールや強い期待感があったら、それはもしかしたら父性です。頑固さです。ウッシッシ。
母性のおせっかいは、人の役に立つことで自分の存在価値が高まる、感謝の押し売りです。
どちらも共通して言えるのは、いづれ憎しみを生むということです。感謝は最初だけか、2、3回までです。でも、なぜ、それでも彼ら、彼女らは続けるのか?最初の感謝をもう一回もらいたいからです。でも、だんだんもらえなくなるのです。『あれ〜、おかしいな、前はうまくいったのになー』と、何度も何度もやります。そして、人は離れていきます。寂しくなるから、また新しい関係の中でまたおせっかいをします。悪循環です。
そんな生き方、もうやめませんか?残念ながら、世の中、自分の期待通りにはなりません。良かれと思うことが、その人にとって良いことにはなりません。

ここから先は、一人で悩んで一人で生きろ!になるのですが、やっぱり自覚することから始まるのです。

ところで、自分がどっちなのか、というのは、自分ではなかなかわからないものです。周りの人に聞くのがいちばんです。このブログを見せて、『わたしはどっち??』と聞いてみたらいいですよ。
父性のおせっかいも、母性のおせっかいも共通して言えるのは、主観的で感情的で、冷静さがない状態です。自分の過去の何かを埋めるための自己中心的な思いからくるのです。
おせっかいママには気を付けろ!

と言いつつ最もマズイのは無関心ママですけどね。ウッシッシ


About the author

知野吉和

シェア大歓迎(^O^)

2 thoughts on “おせっかいママには気を付けろ!”

  1. 我を発揮することが、生きることそのものなのでしょうがない気もしますが、その我の発揮がアクセルとすればブレーキは無の認識でしょう。世の中、ブレーキのないクルマでベタ踏みアクセルだらけなので事故(問題)ばかりですね。我のコントロールの可不可は、無の理解までの思慮の有無によると思います。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1

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