新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

一人で悩んで一人で生きろ!


 
このブログの中では、育成方法を具体的に示していますが、実は、成長させるっていうのは、難しいのです。
気づかせたとか、育てたとか、学ばせた、とかいうのは、もしかしたら、無いのかもしれない、と僕は時々思います。
たまたま自分を通じて成長しただけで、結局は自分自身のタイミングとか力なんだろうなと思っています。

逆に言いますと、人は、自分で考えて、自分で決断するしかないのです。
誰に相談しようが、本を読もうが、セミナーに参加しようが、きっかけは、自分以外の何かかもしれないが、気づきの瞬間、成長の瞬間というのは、自己内対話で自分が納得して、次の決意や価値観が生まれるんではないでしょうか。

今までいろんな人たちが相談に来ました。
いくら答えを教えても、その時の自分に必要性を感じなければ、または自分の欲しい言葉でなければ、人は気づかないのです。
ちなみに、おせっかいと言われる人たちは、その人の成長に必要な時間やチャンスを与えません。
悩む時間、困る時間を許すことができず、先回りして、その人の成長を奪います。

逆に、早く答えが欲しい人たちは、考える時間を嫌います。悩む時間を嫌います。
だから見ないようにする、思い出さないようにする、誰かに頼ろうとします。それでも、その人たちは、自分の納得する言葉を求めます。

昔の自分が経験した失敗を、ほかの人にも繰り返させたくないと、心配する人も、当時の自分にとっては、そんな心配は必要なかったはずであり、それなりの模索はしていたはずである。
全ての国民に、悩む時間、迷う時間を過ごす権利を与えましょう(^O^)

僕自身も、〇〇さんのおかげで成長しました、と言いながら、やっぱり一人で育った気になっています。そのときの自分が、そのタイミングで学び、気づき、行動しているのです。感謝しないとですけどね。

じゃあ、誰の助けも必要ないじゃん、という話ではありません。
大事なのは、人とうまくやる、ということです。人は人間関係の中で成長します。
その人間関係がうまくできないから、悩むのです。
恋愛もそうです。うまくやれないから悩むのです。これも人間関係の一つです。

一般常識とか、世間というのは、基準がありません。職場によっても違います。
家庭においても、常識は違います。

基準はないけど、世間というのは、そこにいる人間関係の中でうまくやるということが大事なのです。
うまくやれているかどうかは、周りが決めます。あなたが生きづらいと感じようが、周りが良いと思えば、良いのです。

世間知らず、と言われる人達は、世間の人間関係をうまくやることができないから、世間知らずと言われるのです。
人とうまくやる術を身につけた人は、ラッキーです。無理してるのはまた別の課題があるとして。

困ったことがあったら誰かに相談するとか、頼るとか、お願いするとか、いろんな方法で人と付き合える人はラッキーです。
そういうことを親から学んだり、友達から学んだりして人は成長していきます。

最初の話に戻りますが、その時に必要なのは、一人で悩むことなのです。
一人で悩んで自分の力で悩みを解決したような気持ちになることなのです。
本当は誰かの助けで助かっているのかもしれませんが。

結局のところ、周りの人が心配しようが、おせっかいしようが、助言しようが、答えを教えようが、決めるのは自分自身なのです。

せっかくこちらが素晴らしいアドバイスをしても、本人が納得しなければ意味がないのです。
たまに、自分で気づいた人が『知野さん、おれ、気づきました!こういうことなんですよね!』というような時も、『えー、それ5年前におれが言ってたじゃん』と思いますが、その時の彼にとっては時期ではなかったんでしょうね(笑)

とにかく、私たちは、一人で悩むことを恐れてはいけないのです。
誰かに甘えて、その成長を先送りするから、体力がなくなった頃に、老いを感じて、さみしくなるのです。若い時の勢いがなくなったとたんに老けるのです。
要するに、一人で悩んで一人で生きろ、ってことですわ。
一人で悩む覚悟があれば、誰かの助けがありがたく感じるのです。一時的に悩みが解消されて調子に乗ることもなくなるでしょう。
そうすれば、もっと真剣にいろんなことに立ち向かえるし、未来のために必要なことがわかってくるんではないでしょうかね。

だから、一人で悩んで一人で生きろ!ウッシッシ


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知野吉和

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