新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

転職したい人へ!


IMG_4648-0.jpg介護職員の方と話をしていると、人間関係の壁にぶつかった人たちから、『どっかいいとこないすかね~?』と言われます。
残念ながら、皆さんにとっていいところはないのです。これはどこの介護施設も悪いという意味ではなくて、相性の問題なのです。
仕事を辞める理由の多くは人間関係です。もうこの人たちとは一緒にやれない、やりたくない、ということです。
もうここで学ぶことはない、というのも、人間関係から来ているのではないでしょうかね。
人間関係でうまくいかずに辞めた人は、また新しいところで同じ壁にぶつかります。
だから勝手な除霊をして、本人の成長をさせずに障害だけを取り除くのはよくないのです。
(除霊についてはコチラ↓)
たとえうまく転職できたとしても、前職が同じであれば、必ず期待をされます。
①すぐに戦力になるだろう。教育しなくてもやってくれるだろう。という期待
②1人前のスキルがあるんだから、リーダー的な役職もできるんだろう。という期待
おむつ交換や入浴介助のスキルはあって当たり前。それ以上に、今のスタッフをまとめるリーダーシップに期待がかかるのです。
残念ながら、転職する人の多くは、リーダーシップをやりたくて転職する人はほとんどいません。
①前職が同じだった職員に誘われて、またあの時のように、一緒に楽しくできるかも、という期待感
②前の人間関係から離れれば、あとは自分の持つ介護スキルでじゅうぶんやれるだろう、という期待感
③前の職場よりはまともなはずだから、もっと気楽に働けるだろう、という期待感
こんなところではないでしょうかね。お互い不幸ですね。
管理者は彼らのリーダーシップに期待してるのに、転職した人はまったくそんなつもりもなく、ただ現場にいたいだけ。
どう考えたらいいのか。
受け入れる施設は、過去の経験があろうとなかろうと、仕事の手順は変わるわけだから、遠慮せずに
①新人扱いして、最初から丁寧に教えること。
②リーダーシップは期待しないこと
③自分の職場の色にしっかり染めること。経験者だと思ってビビるな!
転職する人たちは、辞める前の準備として
①今の人間関係を改善するために、勇気を出して動くこと。どうせ辞めるから、という気持ちでいいです。
②本当にやりたいケアを一つでも提案して、やりとげること。
一人で戦う力を身に着けてください。
転職した後
③過去の経験を、今の職場に持ち出さない。『前の職場では、こうでした』とか、聞かれるまで言わないこと。しばらく過去は捨てること。
④新人として、素直に新しい職場のやり方を覚えること。提案はいつでもできるので、不満はメモって残す。
介護から介護に転職する人たちは、『介護は好きだけど、今の職場が嫌だ!』といって辞めます。
そして、介護職を選ぶ人たちは、組織でリーダーシップを取ろうという思いを持っている人もほとんどいません。
介護経験があるから、リーダーシップがあるわけではないです。介護施設に長年務めても、リーダーシップが育つわけではありません。
介護経験がなくともリーダーシップがある人もいます。介護スキルとリーダーシップは別物なのです。
リーダーシップをやりたい人がリーダーとして動けるわけでもないですしね。
転職したい人へ
もし、今職場での不満が全部なくなったら、自分のスキルをちゃんと発揮できるのか?発揮するだけのスキルがあるのか?自分に問いかけてみてください。
『どっかいいとこないすかね~?』っていう心理は『今の自分を変えずに、もうちょっと楽にやれそうな職場はないですかね~?』ってことなんです。
確かに理不尽で転職したほうが良い職場もありますが、どのみち、自分の成長を先送りすることになるのです。
もしかしたら、ただの逃げになってるんじゃないの~~???ウッシッシ

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知野吉和

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