新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

劣等感の隠し方


  
劣等感についてのお話です。チームワーク形成において、実はいちばん邪魔な心理が劣等感なのです。

劣等感なんて誰にもあるじゃん!と言われそうですが、確かに誰にでもあるものですが、何が悪いかというと、人間関係においてバレてしまうことに問題があるのです。

劣等感はばれなきゃいいのです。バレるくらいに表に出してしまうから問題なのです。

逆に言いますと、『なんかへんな人』は劣等感が影響している可能性があるのです。

スキルマトリクス的に劣等感を分析しますと、チームワークに入らない人は、劣等感があるのです。

チームワークに入るということは、仲良く自分をさらけ出す状態になります。

自分をさらけ出すということは、『劣等感=ダメな自分』を見せることになります。当然見せたくないから、チームに入らなくなるのです。
劣等感がある人は、バレないための対策として、知的に隠すか、感情で隠すか、どちらかを使います。
知的に劣等感を隠す人は、ルール、前例、法律、理想、教科書、専門知識を使って、自分がチームに参加しない、責任を取らない方向で話を進めていきます。

感情で劣等感を隠す人は、逃げる、隠れる、だまる、どなる、開き直る、ふてくされる、笑ってごまかす、不機嫌になる、無視する、八つ当たり、など、あまりよろしくない態度で、チームから遠ざかろうとします。
大事なのは、自分の弱みを見せて、助けてもらいながら、前向きな姿勢で仲間と仲良くチャレンジすることなのですが、劣等感を隠したい人は、知性と感情を使ってチームから遠ざかるのです。

勇気を出して、自分の弱みを見せることが大事なのですが、それができないから生きづらくなり、つきあいづらくなるんですよね。
ではどうしたらいいのか。皆さんは、もし、どちらかの傾向があるとしたら、どっちですか?

僕は感情で逃げるタイプだと思っています。
感情で劣等感を隠すタイプは、知的な人がやってることをマネすることをおすすめします。

ルール、前例、法律、理想、教科書、専門知識を学ぶことです。暗記することです。
知的に劣等感を隠すタイプは、感情タイプの良い部分を学ぶことをおすすめします。

孤立することをやめて、椅子に座ることをやめて、動くことです。人間関係のドロドロしたところの中に入ることです。

効率の悪い会話の中に入って、だよね、と一緒にいることをお勧めします。要するに教科書を捨てて、たくさん会話をしろってことですわ。
実はこの課題をクリアしていく過程で自己統制能力が養われるのです。そしてチームワークが形成されるのです。

職場において、人間関係の問題となる原因は、この知的グループと感情グループの対立です。同じグループ同士での対立もあります。劣等感はチームワークの形成に邪魔、というのはこういうことです。

劣等感は誰にでもあるけど、バレるのが問題なのです。『人間大好き』のフリができれば問題ないのですが、劣等感ってやつはなかなか大変ですよね。

生きづらさ、付き合いづらさの中に劣等感あり!ウッシッシ


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知野吉和

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