新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

私が私を裏切る瞬間


  いじわるなことを書きま~す(^O^)

相談というのはだいたい落ち込んでいる時、ネガティブな時、悩んでいる時にするものです。
逆に元気な時は誰の助けも必要なく、選択して行動できるものです。

どっちが本当の自分なのかといえば、どちらも本当の自分なのです。
だいたい、『自分らしく!』とか言ってる人たちは、元気な自分を本当の自分だと思っているから
困ります。調子のいい自分が自分なら世の中間違ってる人間ばかりってことですよ。
落ち込んでいる自分も自分らしく落ち込んでいるのだから、それも自分なんですよ。

まず、ネガティブな気分を受け入れたくないと思うこと自体が、自分らしさから遠のくと思ってください。

落ち込んだ時というのは、未来が見えない、信じられない、元気がでない、不安があるかもしれませんし
どうしたらいいかわからないから、悩むのですが、ぜひやってもらいたいことを提案します。

落ち込んでいる時に「元気な私に手紙を書くこと」をお勧めします。
うらやましいな~、とか、そんな調子に乗ってたらだめだよ、とか、なんでもいいのです。

逆に、元気になった時、未来が明るく感じている時は、「落ち込んだ私に手紙を書く」ことをやってみてください。
元気出せよ、夢があるじゃん、気にするなよ、などなど、励ましの言葉がたくさんでてくるでしょうね。

何が言いたいのかと言いますと、元気で前向きな自分というのは、ネガティブな人に共感するのは
難しく、ネガティブに陥った人たちは、周りの言葉がなかなか入ってこないのです。

自分で自分を励ましても、それでも立ち直れないこともあるのです。
元気で自信に満ちた自分を、落ち込んだ自分自身が裏切る、というやつです。まだまだ修行が足りませんな~(笑)

元気な時は、あんなに無敵で、完全で、ポジティブで、ネガティブなんか吹き飛ばせるくらいの自信に満ち溢れていたのに
自分が落ち込んだとたんに、そんなことを一切忘れて、一人で落ち込んでしまうのです。

じゃあどうしたらいいのか。
基本的には落ち込んだ時は、一人でさみしく悩み続けて落ち込むことをおすすめします。
その時に感じる、恐怖、不安、いらだち、さみしさ、孤独感、が本当の自分なのかも知れません。
誰かに相談したり、遊びに行って、自分と向き合うことをせず、ごまかしの時間を過ごすほど、そのツケは未来の自分自身にまとまって降りかかってくるのです。

若い人はその苦しみを体力と回復力でカバーできましたが、年をとればとるほど、体力でカバーできないために、心で支えるしかないのです。
40歳前後でやってくる人生の苦しみを心理学者ユングは、ミッドライフクライシスと表現しています。
人生を一日にたとえて、生まれた瞬間を朝、死んだ瞬間が日暮れ、人生の中間が昼の12時としています。
人勢の前半は、苦しみや、めんどくさいことを全部後ろに隠すのですが、12時を過ぎたあたりから、後ろに隠した荷物に光が当たり始めて、隠しようがなくなると、処理するしかなくなるのです。体力のある若いうちに乗り越えておけば良かったものを、40歳過ぎたころから処理を始めるから、非常に苦しい状態になるのです。
それがミッドライフクライシスです。うっしっし。

人生における気づきは、遅いということはありません。死ぬ瞬間に素晴らしい気づきを得る人もいます。
ただ、時間は限られているし、現実的なタイミングもあります。

ごまかさず、逃げずに、全ては自分らしさからくる苦しみなのだと、誰かの時間を犠牲にすることなく、一人で悩み続けるのもいいことなんですよ。

自分探しの旅とか、自分らしくとか、ワクワクとか、顔晴るとか、試されごととか、パワーストーンとか、パワースポットとか、前世とか、どっかのまじないとか、成功の法則とか、いりませんから(笑)
過去の自分と未来の自分と今の自分の対話をもっとしなさい。
自分以外の何かに支えてもらうのではなく、自分で自分を支えなさい。それでやっと他者を支えることができるのです。甘えないことですよ。
まずは、自分自身を裏切らない強さを持つこと。厳しいですけど、それがプロじゃないですかね。

知野吉和

*ただし、スピリチュアルなエネルギーを受けることや、受け続けることは、ちゃんとした考え方があるのです。これはまた今度(^^)/


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知野吉和

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4 thoughts on “私が私を裏切る瞬間”

  1. 先生!
    どっから、そんな言葉が出てくるんですか?その身体からは想像できない(爆)背中にファスナーついてません?ファスナー開いたら、スマートな紳士風の心療内科の先生だったりして(爆)冗談はさておき、指摘されてること、よ~ぉくわかりました。引きこもって、ワンワン泣くのも良いんだと安心しました。わたし、自分が好きです。人生、ジェットコースターのように、生きてますが、それが自分らしいと思ってるんで。明日から出勤です。まだまだ、がんばりますよ!50代の私は!ちなみに、今月、誕生日です。

  2. 最近の新聞の記事でもミワアキヒロ(個人的には好みではないです)が「自分自身で「気付き」を手に入れないことには、誰がアドバイスしても同じ(無駄)です」と言っていました
    自分は34?からの引きこもり期間を最大限に利用して、40前にようやくあらかたの気付きを得られた気がしています(いまだに引きこもっていますが)
    体力がある若いうちといってもその時期ではまだ知力がないと思うのでミッドライフクライシスという手ごわさのゆえんもそういうことなのかもしれません 人生で三度目の治らない円形脱毛という肉を切らせてやっとの思いで骨にひびを入れられた感じです

    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10114460160

    1. 秋沢さま あらかたの気づきを得ながらまだ引きこもってるところで笑いました(笑)いいですね。順調ですね(^O^)

  3. 石田さま ありがとうございます(^O^)自分らしいことが良いというわけではないですが、自分が好きでいられるなら良いですね。誕生日おめでとうございます(^O^)

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