新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

書式変更についてのヒント



業務改善の第1歩は模様替えと、食事の時間の変更と書式の変更と、前に記事にしましたが、今回は書式の変更について詳しく書きますね。
特にヒヤリハットがあまり出されていないという問題があります。現場の職員に聞くと、めんどくさい、書き方がわからない、必要性がわからない、事故かひやりかわからない、という声が聞かれます。
書くのがめんどくさい、というのは、手間に対する疲労感と、考えることがめんどくさいというのがあります。考えることがめんどくさいのは、基礎学力の問題がありますので、今の書式では難しいということになります。

基礎学力を上げる研修をするか、そのレベルの人でも書きやすくするか、どちらかです。オススメは、書きやすいヒヤリハット用紙に変更することです。
ポイントは

1・文字を書く欄を極力減らす。

2・チェック方式にする

3・事故でもヒヤリハットでも、まずはヒヤリハットに書いてもらう。(事故と判断された場合は後で事故報告として書いてもらいます)

4・毎日書いてもらう。

5・いっぱい書いた人を褒める

6・しっかり集計して、分析結果を毎月報告する(事故防止委員会などで)
簡単にすると書きやすくはなりますが、詳しくは、あとでヒアリングしないとわからないこともあります。しかしまずは記録に慣れる、ヒヤリハットを書いても犯人扱いされない、意味があるものなのだ、ということを認識してもらうためのスモールステップです。ゴールではないですよ。
実は簡単なヒヤリハットを作っていると、作った人たちがお利口さんになります。現場の気持ちや学力を考慮できるようになるので、他の書式にも良い影響が出ます。
これを読んで、参考にしたい、という方はあんたの施設で勉強会をさせていただければ、教えまーす。


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知野吉和

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