例えば、ユニットリーダーに期待されている役割は、現場の職員が現場の仕事に専念できるように管理することです。
そのための勤務表作りや、その日の業務の指示、職員に対する技術的な指導、対応に関する知識面でのサポートをすることが求められています。
しかし、そういった仕事の内容がはっきりと告げられているケースはあまりなく、雰囲気的に、空気を読んで、現場の管理をするリーダーさんが多いのではないでしょうか。
にもかかわらず、責任感のあるリーダーさんは一人で悩んで、苦しんでおります。誰のせいですかね?もちろん経営者です。
具体的に仕事の内容を教えない経営者に問題があるのです。
悩めるリーダーさんは明日、仕事に行ったら上司に『私の仕事はなんなのでしょうか?具体的に教えてください』と聞いてみてください。
そして、もう一つ、重要なことがあります。
ほかの現場スタッフと同じようにシフトに入っていては、リーダーとしての仕事ができません。
そのリーダーとしての業務ができる時間があるのでしょうか?
現場から外れて、利用者から離れて、職員の事を考える時間が持てるのでしょうか?
悩めるリーダーさんは明日、仕事に行ったら上司に『私のリーダーとしての仕事ができる時間はあるのでしょうか?残業せずに業務の時間内にやってもいいのでしょうか?』と聞いてみてください。
経営者にとっては耳の痛い話ですが、私は現場の味方ですので言わせていただきます。
リーダーに、リーダーとしての役割を示さず、時間も与えず、『ウチの職員はやる気がない』などと言ってないですよね?
確かにリーダーに不向きな未熟なリーダーさんもいますが、まずは組織の体制として、リーダーの業務を明確にすることから始めましょう。
かわいそうなリーダーさんが多すぎますね。。。
知野吉和