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デンタルクリニックツチヤ 土屋信人の連載コラム

皆様、ブログも久しぶりになります。昨年6月より地元燕歯科医師会で専務理事となり多忙な日々送っております。この度は私の尊敬する先生の講演会のご案内をさせていただきます。  さて例年県央地区では歯科医学大会を開催しており歯科関係者を中心に200名以上の参加していただいております。本年度は、日本大学歯学部摂食機能療法学講座の 植田耕一郎教授にお話をお願いしました。植田先生におかれましては以前、新潟大学歯学部加齢歯科学講座にいらしこともありご存知の方も多いと思います。テーマは歯科に関連が深い内容となっておりますが医療職・介護職・福祉職など多くの専門職にお聞きいただければ幸いです。

日時:平成26年3月13日(木) 午後2時00分~6時00分
会場:燕三条ワシントンホテル 3F芙蓉の間

協賛:燕歯科医師会   加茂市歯科医師会   見附市歯科医師会   三条市歯科医師会
新潟県歯科医師会

「診療所を核とした訪問診療と摂食機能の着眼点」
~かかりつけ歯科医が実施する高齢者への治療リハビリテーションの在り方~

日本大学歯学部 摂食機能療法学講座 教授
(元新潟大学歯学部加齢歯科学講座)
植田 耕一郎先生

平成18年度介護保険改訂にあたって、「口腔機能の向上支援」という高齢者の健康維持:増進および介護予防施策が導入されました。高齢者健康施策に「口腔」という文言が明記されたことは画期的なことでした。
直近の平成24年度医療改訂において、「かかりつけ歯科医による在宅医療の推進」が提唱され、またそれ以前の医療改訂では、高齢者に対して「重篤な歯科疾患と摂食・嚥下障害の対応を歯科医療の業務となす」ことが記されています。
「かかりつけ歯科医」「介護予防」「口腔機能向上支援」「在宅診療」「摂食機能障害」は超高齢社会となった日本の歯科医療においては、今後も キーワードとして、ますます重要視されていくことと思います。
ここで、改めて認識していきたいことは、地域住民に貢献する歯科医である以上、「訪問診療」「摂食機能療法」から始まるのではなく、あくまでも「診療所」が診療の主体であるということです。かかりつけ歯科医としての認識がどのように育まれるかは、診療所での診療にかかっており、その延長線上に、要介護高齢者への歯科診療、口腔ケア、および摂食・嚥下リハビリテーションの必要性に遭遇し、展開していくことになるのでしょう。
そこで今回は、以下について検討いたします。
1.    診療室で実施する摂食機能療法と口腔機能の向上支援
2.    かかりつけ歯科医が訪問診療を始めるとき
3.    要介護高齢者に対する治療、ケア、リハビリテーションの理念と手法

かかりつけ歯科医の“誇り”について言及したいと思います。地域で歯科医の責務を全うするために、今、我々は何をすべきか、御参加の先生方と実践的な話し合いの場となれば幸いです。
私は、平成11年4月から平成16年3月までの5年間を新潟大学歯学部加齢歯科学講座に在籍し、新潟県歯科医師会の先生方には、親しく力強い支援をいただきました。この度かような発表の場を設けていただき心から感謝申し上げます。
★デンタルクリニック ツチヤ 土屋信人★

〒959-0264 新潟県燕市吉田3751 電話0256-93-1182

ホームページ http://www.dct1182.com/

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