新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

あなたの介護にストーリーを


あなたの介護にストーリーを盛り込んでください。

 

…。

 

と言われてもピンとはこないですよね。

 

○○だから△△をする。

 

みたいな一連の流れを作ってください。

 

例えるならば。

 

入浴の支援であれば、
今日は入浴日だから入浴する。
という安易で単調な動きではなく。

 

汗をかいたから入浴する。
身体を動かした後に入浴する。

 

とか理由あってからの関わりのほうが良いってことです。

 

ぼんやりしていたらお風呂に誘われた。
といった単調な誘い方にはせず、

 

「ちょっとお風呂に入りたいなぁ」
って思っていたら、お誘いが来た。

 

といった、一連のストーリーを展開しましょう。

 

今日は入浴日だから、あえて身体動かしてもらおうかw

ってな感じに、入浴日なら入浴したい気持ちに持っていきましょうね(笑)

 

洗濯物干しをお願いしたいのであれば

それを依頼するに値する状況を作っていくとか。

 

運動会など大きなレクを企画するのであれば

準備や練習を一緒に行いながらその日めがけてテンション上げてくとか。

 

今日のメニューがカレーライスであれば

ご飯の時間までにカレーを食べたい気分にもっていくとか。

 

作品作りであれば

ただ製作するのではなく、お披露目する場を設けるとか。

 

目標あり~の、実現し~の。

 

みたいな(笑)

 

それを行うにあたり理由がある。

 

意味を持った展開に結び付けていく。

 

大切なことです。

 

早番・日勤・遅番・夜勤や…

入浴担当・フロア番・早い休憩・遅い休憩など…

 

業務や担当がついてしまうと
自分の仕事ばっかに目がいき
単調な関わりになりがちですが。

 

そこにストーリーを盛り込んでください。

全体像を構成しながら関わってください。

 

そういった努力をすることで
介護はより深いものになります。

 

僕達が関わらせていただいてるのは
そのときそのときだけの単調な介助だけでなく
その方自身の生活であり人生なのですから。

 

介護短歌

関わりを
深いものへと
するために
ストーリ仕立ての
生活支援を

 

フロアのペースを気にせず、お風呂にお誘いしてくる入浴番

フロア番「場の空気読んで誘いに来てよ!」

 

フロア番だから誰が入浴してるのか全然興味ない。

入浴番「誘うのに時間かかる人はあらかじめそういう気分に持っていってよ!」

 

今日の午後はいったい何するんだろう?

レクの手伝い「分からないのにどう盛り上げろっちゅうんじゃい!」

 

レクに誘導しても利用者のテンションだだ下がり。

レク係「誘う段階からもテンション上げる努力していってよ!」

 

そもそも日勤さえ終わればそれでいいや。

夜勤「おまいらが日中ほっとくから夜寝ないぢゃないか!」

 

などなど。

 

単調な動きばかりだと必ずシワ寄せがきますから。


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