新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

みみかいご


右耳と左耳の役割をご存知ですか?

右耳から入った情報は左脳に
左耳から入った情報は右脳に

届きます。
 

左脳は、論理的思考・時系列的考え・計算や言語の処理などを司っており

一方で右脳は、直感的・創造的・全体的なイメージの処理を担当してます。
 

実はバンドではこういった技法で音楽を伝えていることが多いんです。
 

2人組のバンドは

向かって右側に立つのがボーカル

向かって左側に立つのがギター

ボーカルがメッセージ性の強い歌を左脳に響かせ、
ギターの音(メロディー)は右脳に届けます。
 

4人組のバンドでベースが左ってのも、
こういったのが理由だったりして。
ベースは主旋律じゃありませんからねw
 

他にもキーボード。

しっかりとしたメロディラインは右側、
シンセサイザーなどは左ってのが多いんです。
 

つまり…

言葉として伝えるのが右耳。

感覚に響かせていくのが左耳。

ってことです。
 

この方法は認知症の方への対応にも役立ちます。
 

右耳から話しかけると、左脳に訴えかけるので
言葉そのものを受け止めることになります。

だから、何かをお願いしたり、こちらの言うことを
伝えたいときは右側からはっきりとした口調で。
 

一方、左耳から囁くと右脳に入っていくので
相手は感覚で受け止め、心を揺さぶられます。

なので、相手の感情に訴えかけたいときは
左側から優しく温かみのある声掛けで。
 

このように話しかけ方に変化をつけることで
その方への関わりに深みが増していきます。
 

その他、どちらかの耳が聞こえづらいとか、
脳梗塞、意思疎通が難しくなってきてる方、
テレビの配置、座席、誰をどっち隣にするか?
相手に対しての自分の立ち位置。アプローチの仕方。

などなど。
 

話しかける方向ひとつで相手の反応も変わるって思えば
考えるべきことは自然と増えていくはずですよね。

介護短歌

みみかいご
聞き手の耳を
使い分け
言語と感覚
脳に伝えよ

ま、要は

優しく温かみがあり、なおかつはっきりとした口調で
話しかけるのが良いってことになりますがねwww


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