新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

なぜ介護職にはメンヘラが多いのか?(3)


介護の仕事って相手に対して
『心の支え』になることが大切です。

 

なのに。

 

介護現場で『メンヘラ』になるなんて、言い換えるなら
『ミイラ取りがミイラになる』ようなもんですよね(爆)

 

ではなぜ。

 

『ミイラ取りがミイラになってしまう』んでしょうか?

 

探検というものを甘く見ていた

探検が思った以上に大変だった

③一緒に探検してた仲間が助けてくれなかった

④てかいいとこで仲間に裏切られちゃった

探検に必要なスキルなどが足りなかった

⑥自分の能力ってものをちゃんと把握してなかった

⑦そもそも探検には向いていないタイプだった

⑧ミイラにやられたw

 

ってところでしょうか。

 

真剣にミイラを取りたいのであれば
周りの協力も去ることながら、やはり
自分で努力していく必要があります。

 

ミイラさんになんとかしてもらおうだなんて
都合の良いことを考えているようじゃ…

 

「探検キツかった!こんなだとは思ってなかった!」
なんて周りのせいにしてもどうしょもないじゃん。

 

自分が探検をするって決めたんでしょ?
お前はそれなりの覚悟はなかったんかい!

 

…あ。

 

決して【探検→介護】に置き換えないでください(笑)
お年寄りがミイラみたいなんて思っちゃいませんから(汗)

 

なんて。

 

ふざけるのはここまでにして。

 

メンヘラ介護の『向いてる・向いてない』の判断ですが
『現場や利用者にメリットになるか』が重要かと思います。

 

絶対にやめていただきたいのは

利用者をさしおいて
【職員同士で潰しあうこと】です(爆)

 

そんなことしてたら、ミイラをゲットする前に
皆ミイラになっちゃいますからねwwwwww

 

なんてね(笑)

 

そんなことを論議する前に

やはり『利用者に悪い影響を与えない』
ことが大前提にあるべきと僕は考えます。

 

たとえここが福祉の仕事だとしても、心に病を抱える人を
分け隔てなく職員として受け容れるってのはちょっと…。

 

慈善事業じゃないんですから。

 

やはり介護の仕事に必要なスキルってのがありますから。

 

融通が利かない

機嫌が表に出やすい

利用者に謙虚じゃない

それらを言っても直せない

などなど。

 

それらがいつまでたってもできないのであれば
仕事の内容を変えることが賢明だと思います。

 

双方にとって。

 

なので。

 

『お世話をしたい』
『相手から評価を得たい』
『誉められたい』
『ありがとうって言われたい』

ということを介護に求めているのであれば…

 

僕はこの場を借りて言いたいと思います。

 

あなたのやろうとしてることは介護でもなんでもない。
その意味が分からないなら介護には向いてないでしょう。

 

介護はあなたのような人を救う場所じゃないんです。
あなたは介護をする身であって介護される身じゃない。

 

介護を甘く見ないでいただきたい!

なんで利用者以上にあなたのことを気にしなきゃなんですか!!

 

…と、いうのを最終回の着地点にしたかったのですが。

 

メサイヤコンプレックスで【どう考えても向いてないタイプ】は
『これってワタシのことじゃないしw』って思っていそうだし…

 

一生懸命すぎる【向いているかもだけど燃え尽きやすいタイプ】は
『あ…これ、自分のこと言われてる…』って思っちゃうんだろうな…

 

ごめんなさいwww

 

ちなみにこれから書くことだって

『燃え尽きてしまいそうな介護さん』へ届けるために、
そのひたむきな才能を失いたくないから書くっていうのに

 

『どう考えても向いてないタイプ』には響いて

『向いているかもだけど燃え尽きやすいタイプ』には響かない

っていう結果になる可能性大ですw

 

そしたらこの最終回、放送事故レベルですwww

 

向かない人のモチベーションを上げてしまって
燃え尽きそうな人に追い討ちかけてるんだから(爆)

 

 

ホント面倒くさっ!!!

 

 

ま、メンヘラって一括りにした僕が悪いんでしょうねw

 

 

では最終回です。

 

介護は決してお世話をする場じゃないこと。

でも人はやはり『ありがとう』を求めがちになること。

介護の仕事はときに感謝の言葉を得られない場合があること。

てか介護はストロークを与えていく作業の繰り返しになること。

をお話しましたが。

 

つまり。

 

あなたが臨むようなプラスのストロークを
相手が自分に与えてくれるとは限らないのです。

 

そこを心の奥底で期待しながら関わってしまうと
ストロークバンクはいつか枯渇してしまいます。

 

なので。

 

少し考え方を変えてみてください。

 

まぁ考え方を変えられないから
心が病んでしまうんでしょうが…。

 

あえて聞いてほしいです。

 

あなたへの評価は『ありがとう』の数だけじゃない。

『感謝の言葉』だけがプラスのストロークじゃない。

 

お年寄りの活き活きとした表情

たまに見せてくれる笑顔

元気になっていく姿

などなど。

 

今目の前にいるお年寄りの姿が
あなたの努力した結果なのです。

 

お年寄りが向けてくれる表情が
あなたへのストロークになのです。

 

たとえ直接は『ありがとう』を言われなくても
たとえ結果としては見えづらかったとしても
お年寄りの表情はあなたの心の栄養となるはずです。

 

あなたの努力は必ず何かしらの形で現れているはず。

 

自分の仕事を振り返り
自分を誉めてあげてください。

 

少しでも…自分に優しい自分でいてください。

 

それから。

あなたのストロークバンクが枯渇しそうってことは
それだけ多くのストロークを周囲に配ったってこと。

 

あなたのストロークで周囲の人の
心は満たされているんですよ。

 

それだけ周囲を幸せにしているってこと。

 

周囲を幸せにできるあなたの才能を
必要としてる人はたくさんいるはず。

 

仕事に対して厳しいのは大切なことですし
それはあってしかるべきだと思いますが。

 

努力していない、結果が出ていない

なんてことはない。

 

ストロークバンクが枯渇したのは
あなたが他者の幸せを願ったからこそ。

 

あなたが頑張ってきた証拠です。
むしろ頑張ってきたからこそなんです。

 

もしも心が疲れてると感じているなら。

 

その持ち前の温かさで、今は自分に優しくしてください。

 

たまには自分に優しくなってもいいじゃないですか。
いつもひたむきに手も抜かずに頑張ってきたんだから。

 

介護短歌

メンヘラが
介護の仕事に
就いたとき
生かすも殺すも
介護の仕事か?

 

もしも周囲に『燃え尽きそうな職員』がいたとき
『無理させない』ってのがもちろん大事ですが…

 

それに加え。

 

今まで頑張ってきたことをちゃんと評価して
しっかりとその人の味方になってください。

 

その人が大切な仲間ならば尚更。

 

その人を必要としてあげてください。
プラスのストロークで包んであげてください。

 

介護は素晴らしい仕事だと思います。

 

一生懸命頑張ってきた介護さんが
燃え尽きてしまうのはあまりに悲しい。

 

ストロークバンクが枯渇した人に

もっと頑張らせようとしたり
メンタルが弱すぎだよ!って
言ったり励ましたりするのは

 

充電がなくなったスマホに

大事なときに電池切れんなよ!
消耗早すぎじゃねーか!って
言っているようなものです。

 

充電がなくなったっていうのに
動かそうとしたって無理なんです。

 

決して今まで頑張ってこなかったわけじゃない。

 

スマホはあなたとあなたの友人をいつでも繋げるよう
電波を張り巡らせあなたのために頑張ってきたのです。

 

なので。

 

いつもそばにいてくれてありがとね。
お前がいてくれるから安心できるよ。

って伝えてあげたほうがスマホも喜びます(笑)

 

人だって同じ。

 

心の充電が切れれば動けなくなります。

でもそれは甘えでも心の弱さでもない。

その人がひたむきに頑張ってきた結果。

そのひたむきな努力をどうか認めてあげてください。


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