新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

なぜ介護職にはメンヘラが多いのか?(1)


メンヘラってご存知ですか?

語源は2ちゃんねるの「メンタルヘルス板」より由来します。
メンタルヘルス板とは「心の健康」について取り扱う板で、
2ちゃんねらーの間で「メンタルヘルス板にいるような人」を
メンヘラーと略されるようになり、それがメンヘラになりました。

 

主に心に病気を抱えた人について
使われる言葉として扱われています。

 

ネットスラング、差別的な意味を含む場合もあるため
この言葉の扱いには注意したほうが良いと思いますが…。

あえて使わせていただきます。

 

なおこの記事は3部作にしたいと思いますので
最後までお読みいただくことをオススメします。
(特にこの回だけでは判断しないでほしいです)

部分部分だけで読んでしまうと
不快になる場合がありますから。

 

介護職にメンヘラ(心に病気を抱えた人)が
多いのは否定できない事実かと思います。

ほら、あなたの職場にも…(爆)

 

では、なぜそういった人が集まるのか?
これには大きく分けて2パターンあります。

①元々そういった気質の人が介護を目指しやすい

②介護をすることで心が病んでしまう

 

まずは①についての説明です。

 

『究極の幸せ』とは

人に愛されること

人にほめられること

人の役に立つこと

人から必要とされること

だそうです。(ある人が言ってましたw)

 

つまり。

心に病気を抱えた人に限らず、人は皆

人に愛されたい

人にほめられたい

人の役に立ちたい

人に必要とされたい

って気持ちがあるものなのです。

 

障害者であれ、高齢者であれ。

もちろんあなたにだって。

 

人は皆、『幸せ』を感じるところに
『自分の居場所』というものを求めます。

 

つまりそういったことの評価を得られる場所に
「自分の居場所」を求める傾向があるってことです。

 

が。

メンヘラ気質の方はその「自分の居場所」と
いうものが上手に見つけられないのです。

自分は愛されていない

ほめてもらえない

人の役に立てない

人から必要とされない

そう思ってしまうから。

 

で。

そういった評価を得やすい環境ってのがあります。

 

もうお分かりですね。

老いや障害という『弱者』のいる場所、介護現場。
(弱者なんて言ってすみません…。あえて使わせてもらってるだけです…)

 

そんな環境にメンヘラ気質の方は
「自分の居場所」を求めるわけです。

愛されたいがために

ほめてもらいたいがために

人の役に立ちたいがために

必要とされたいがために

 

そう。

『ありがとう』という感謝の言葉がもらえる

自分より可哀想な人たちを自分の手で救える

自分より『弱者』を見ることで優越感に浸れる

福祉の仕事をすることで他者に認められる

理由は様々ですが、介護って仕事は手っ取り早く
他者からの評価を得られる環境って思われてるんです。

 

また。

自分もつらい経験が、心の寂しさが自身の体験にもあるから
そういう気持ちの人の役に立ちたいって思うのかもしれません。

 

加えて。

『相手の為に』っていう体裁の良い言葉に変換できるところも
メンヘラ気質が寄りつきやすい環境に拍車をかけてますよね(爆)

 

そして。

自分より弱い立場の人間を『お世話する』ことで

人に愛される

人にほめられる

人の役に立つ

人から必要とされる

そんな立場になれるのではって
心の奥底で期待しているのです。

 

この人がいい例です。

かなり重度だったのでは?と思います。

だって。

うさぎが青く見えるほどの
幻覚があったんですからw

 

…すみません。

 

人間ってやはり

『ありがとう』って感謝されることに喜びを感じますから。

 

…でもこれって非常に恐いことでもあります。

なぜなら介護は『お世話をする場じゃない』んだから。

 

次回に続きます。

 

介護短歌

原因は
心の病
ではなくて
評価を求める
人の弱さか

 

次記事の前に読んでいただければ嬉しいです。

たなかいご【ストローク論(1)】

 

3部作が更新されるまで炎上しませんように…。


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