新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

幸せを望む人、望まない人


あなたは幸せを望む人ですか?

それとも望まない人ですか?

 

まぁきっと誰しも幸せを望みたいって思うでしょうが…

 

幸せに対して、何故か不安感を覚える人がいます。

 

多かれ少なかれ、幸せって永遠に続くか心配になって
ふとしたときに不安にかられてしまうってありますよね。

でも…これが極度にある方は
気をつけたほうがいいんですよ。

 

さて。ここで質問です!!

あなたに恋人がいたとして
どちらの言葉に安心感を覚えますか?

 

(A)キミはホント素敵な人だね

(B)キミってホントだめな奴だな

 

さぁどっち?(笑)

 

…。

 

『認知的斉合性理論』ってのをご存知でしょうか。

 

簡単に言えば、自分が思い描く自分像を、相手に
言われることで『安心感』を得るってことなんですが。

 

自分への評価が高い人、自分のことを好きな人は
「キミはホント素敵な人だね」って言葉に喜びを感じ、

自分への評価が低い人、自分を好きになれない人は
「キミってホントだめな奴だな」って言葉に安心してしまう。

ってことなんです。

 

つまり

(A)を選んだあなたは自己評価が高い人

(B)を選んだあなたは自己評価が低い人

といえます。

 

「ふつう(B)のほうなんか選ばねーよ!」って
思いそうなもんですが、実はそうでもないんですよ。

実はこれが結構多くなっているのが現実です。

 

というのも、人間って刷り込まれるんです。

幼少の頃に親や、お友達、もしくは恋人に
あまり誉められず、否定ばかりされてきた人は

『ああ、自分はだめな奴なんだ…』
って思いがちになってしまいます。

 

自分に対するイメージが低くなるんです。

 

そういう人は

『お前はホントだめな奴だな…』

『俺がいないとお前は何にもできねーよな』

っていう相手に対して好意を寄せる傾向があります(笑)

「この人はダメな私をちゃんと理解してくれてるっ!」ってね。

 

逆を言えば

『キミってホント魅力的だね』

とか優しい言葉をかけてくれる人に対しては

『何?この人?ホントの私を知らないくせに
何うすっぺらい言葉ばっか投げかけてんの?』

って拒絶反応を起こしてしまいます。

 

つまり。

プラスの言葉やプラスの状態に対して
強い不安感を覚えてしまうってことです。

 

なので(B)を選んだ、もしくは(A)の言葉を
素直に受け取れないあなたは注意が必要です。

 

自分のイメージを下げてはいませんか?

自分のことを否定的に捉えていませんか?

 

こういった方は負のスパイラルに陥りやすいんです。

だって『否定的な言葉を言われる』ことで
「自分を分かってくれてる」って思うんです。
そう言ってくる人を「信頼」しちゃうわけです。

 

それはそれでひとつの愛の形かもしれませんが。

そういう人といると『自分はダメ』って
気持ちがさらに強まってしまいます。

その気持ちが連鎖反応を起こします。

 

虐待を受けて育った子供が大人になっても、
自分の親と似たような人と結婚してしまう。

出逢う相手はいつもダメ男、ダメ女。

 

まさにこれは『認知的斉合性理論』の
負のスパイラルって言って良いでしょう。

 

否定的な言葉がかえって『安心感』を与えて
肯定的な言葉にむしろ『不安感』を抱いてしまう

 

これはつまり

記憶の中で、もしくは自分自身の中で
自分への評価を下げてしまっているってこと。

自分を好きになれてないってこと。

 

そしてそれでもなお

「自分のことを否定的に言う人」を求めてしまうってこと。

 

なかなか抜けられないんです。

「誉められる」というプラスの言葉に対して
「幸せ」っていうプラスのイメージに対して
強い不安感を覚え、信じることができないんだから。

 

これって非常に悲しいことですよね。

 

なので…。

(B)を選んでしまったあなた

もしくは「幸せ」に対して強い不安感を
抱いてしまうあなたにお願いがあります。

 

たまにでいいです。たまにでいいから…

誰かから褒められたら素直にそれを喜んでみてください。

 

どんなに小さなことでもいいんです。

自分のことも相手のことも少しだけプラスに受け容れてください。

 

そして。

どんな小さな幸せでもいいからそれを素直に受け容れて感じてください。

 

それはあなたのために舞い降りた幸せ。

決してあなたはダメな人なんかじゃない。

だからこそその幸せがあなたの前に現れているんですよ。

介護短歌

少しだけ
自分に優しく
なることで
不安な気持ちも
薄れていくはず

実は「ツンデレカフェ」が流行っているのも
『認知的斉合性理論』が絡んでいたりして(爆)

自分に自信がないからこそ、ああいった場所に行って
自分のイメージで罵られて『萌え』を感じてるに違いないw

なんてね(笑)

 

…話を戻します。まだ続きます(笑)

 

たとえば。

親から愛されなかった

子供の頃いじめられてきた

配偶者からDVを受けてきた

 

こういった方は

過去に否定的な言葉ばかり言われ続けて
『自分はダメな奴』って刷り込まれています。

なので誰かから何かを誉められても
すんなりと受け容れられないんです。

それほど刷り込みというのは
本人に多大な影響を与えます。

 

なので。

もしもあなたの大切な人が

(B)を選んでしまう

もしくは「幸せ」に対して
強い不安感を抱いてしまう

そんな相手だったら、どうか救ってあげてください。

 

そう。

プラスの言葉をたくさん投げかけてあげてください。

 

最初は通じないでしょう。

信じてもらえないでしょう。

むしろ嫌悪感を抱かれるかもしれません。

だって相手が抱く自分のイメージと
真逆のことを伝え続けるんですから(笑)

そりゃもう大変なことになります(爆)

 

それでもなお…

伝え続けてあげてください。

一度や二度では伝わらないからこそ
何度も何度も伝えてあげてください。

 

それはきっと

昔その人が望んでいた愛情。

その人が本当は欲しかった言葉。

 

あなたの言葉は相手の心を包んでいくはず。

そしていつか凍りついた心は溶けていくはず。

 

ダメな人間なんてこの世には存在しない。

自分のことを嫌いにならないでほしい。

そんな思いを言葉に込めて伝えていってほしい。

 

すべての人に『幸せ』が舞い降りますように。


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