新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

「ヒヤリ・ハット」を「ナオミ・ワッツ」に変えよう案


※ まずは前回の記事で復習しましょう!
→ 【「ヒヤリ・ハット」を「にやり・はっと」に変えよう案】

で。

今回は【ヒヤリ・ハット】を【ナオミ・ワッツ】に変えてみます!
(なんのこっちゃw)

ナオミ・ワッツとは…
21g、ザ・リング、キングコングなど、
数々の映画で活躍している女優さんです。

ナオミ・ワッツ wikipedia

まずは

ナオミワッツ・驚き

驚いてます。どうやら立たないはずの
利用者さんが歩いていたようです…。

ナオミワッツ・絶叫

その姿を見たナオミ・ワッツさん、
思わず叫んじゃったみたい!

その叫び声に驚いた利用者さんは
びっくりして転倒したのは言うまでもありません…。

お次は

脱衣行為

あれれ~。どうやら利用者さん脱衣行為してます。
しかも外に出てるみたいだけど大丈夫でしょうか?

懇願

「お願いだからそういうことやめて!」
懇願してます。そんなこと言ったって…。

利用者さんがなぜ脱いだのか?不快だったのか?
色々な面から検討しなきゃなのに泣き落としなんて…。

そして

ナオミワッツ・電話

電話しています。看護婦さんの許可がないと
食事形態をアップしちゃいけないんでしょうか…。

ナオミワッツ・叫び

「きゃ~!いや~!食べちゃった~!」
別にいいじゃん。上手に食べれたんだもん。

利用者さんの気持ちを考えれば、許可だの
確認だの言う前に食べられたことを喜びましょう。

続いて

説得

「今は夜なんですから。ちゃんと寝てくださいよ、ね!」
寝ないからって説得しても…。相手はしょぼんとしてます。

説教

どうやら昨日は眠らないで大変だったみたいです。
「ちょっと!昨日の日中はちゃんと起きてたの!?」

明けの申し送りでリーダーに説教です。分からなくも
ないですが、自分の対応の責任でもありますって。

これは

ナオミワッツ・水の事故1

入浴介助のときのこと。ちょっと目を離したすきに…。
介助が必要な利用者さんがご自分で入浴されました。

ナオミワッツ・水の事故2

「なんで入っちゃうのよ!溺れたらどうするの?!」
自分で頑張ったというのにひどい言われようです。

そんなこと言われても自分のペースで動いたんですよ。
てか相手は何がなんだか分からずきょとんとしてるし…。

ついには

ナオミワッツ・パニック

パニックです。いくらひやりとする場面とはいえ
叫んじゃいけないでしょ…。冷静になってください。

ナオミワッツ・拘束

あ~あ、利用者さんのやりたいことを
否定するあまりに最後は拘束ですか…。

事故を防止しようってムキになると、こういうことに
なるんです。利用者さんの気持ちなんて無視してます。

介護短歌

ひやりはっと
現場に遭遇
したときは
冷静・沈着
落ち着いた対応

実際に『ヒヤリ・ハット』の場面に出くわしちゃうと
『ナオミ・ワッツ』のように感情的になってませんか?

あれはかえって利用者さんをびびらせます。

たとえ心の中で『ひやり』としたとしても
声を張り上げたり、動揺しちゃいけません。

冷静な対応と相手を受け止める姿勢が大切です。

なので『【ナオミ・ワッツ】に変えよう案』は却下なのだ!!


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