新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

やっぱり言葉遣いって大事だなぁ。


私たちは『馴染みの関係』を持つ為に
普通の言葉で話すようにしています。

だの。

言葉遣いが丁寧だとなんだか
固っ苦しい感じがするから。

だの。

『家庭的』なんだから親しみやすい
言葉で話したほうが利用者は喜びます。

って言ってるのを聞いたことがあります。

利用者はそれで喜んでます。

敬語だと関係が深められない。

だいたい家庭だったら敬語なんて使わないでしょ。

なんてこと言っちゃったりして。

反敬語派はこういったことを言いながら
自分たちのやってることを正当化しようとします。

 

今回もまたそういうゆるい方々に対し
ちょっくら言い返したいと思います(爆)
(気分を悪くしないでくださいねw)

 

…僕が聞いた話ですと、そうおっしゃる方々は
敬語という価値観やルールに疑問を感じてるそうです。

 

でも、そういう人に限って。

しっかりしてる人には敬語でしゃべって

認知症の方には【タメ語】で話していたりしています。

 

その線引きってなんなんでしょうね。

 

しっかりしている人は認知症じゃないから?

敬語じゃないと文句言ってきそうだから?

 

僕は思います。

そう言う人たちは何らかのレベルに達してない方に対して
単に「敬語を使いたくない」だけじゃないでしょうか?

明らかに馬鹿にしてますよね。

尊厳の「そ」の字も守っていませんから。

 

それとも。

認知症だから簡単で分かりやすい言葉で
伝えたほうがいいと思ってるんでしょうか?

 

気持ちは分かりますし、分かりやすい言葉で伝えたほうが
伝わりやすいのも確かでしょう。これに関しては反論しません。

 

でも。

『だよ』だの『○○しよう』が、『です』や『しましょう』に
なったところで、言葉はたいして変わらないじゃないですか。

【タメ口】のほうが分かりやすいだなんて
それこそ単なる思い込みに過ぎませんから。

 

…。

 

『馴染みの関係』を作っていく為にとか。
『家庭的な雰囲気』を出していく為にとか。

よく言いますが、普通の言葉を使っていく中で
互いの関係が馴染んでいくとは考えにくいです。
ましてや『家庭』じゃないし『家族』でもない。

 

そもそも利用者本人が
「タメ語で話し掛けられて嬉しい♪」
なんて言ったのでしょうか?

 

そして利用者の口から
「うちらこれで馴染みになったね♪」
ってのが出たのでしょうか?

 

言ってないですよね。

あなたの思い込みですよね。

仲良くなってるって思ってるのは
むしろあなただけってことです。

 

痛いですね。

一気に可哀想な人になっちゃいましたね。

 

それでも仮に。

言葉遣いが普通で、利用者が元気に生活してるとするなら
それは言葉ではなく 皆さんの心温まる対応にあるのでしょう。

 決して【タメ語】で話していたおかげじゃありませんから。

 

敬語を使うというのは、価値観やルールではなく
日本の世間一般での常識なんだと思います。だって
年上や目上の人に敬語使うって当たり前ですから。

むしろ【タメ語】派は、その常識さえくつがえす
年上の人には敬語を使わなくてよいって価値観や
ルールがあるのでは…と疑問を感じてしまいます。

 

例を言いますね。

仮におばあさんがこう言ったとします。

『敬語なんて使わなくていいよ』

 

すると【タメ語】推進派はこう言うのでしょうか。

「そうなん?うん、分かったよ!
じゃあこれからは普通の言葉で話すね!」

一見普通の会話ですし、関係が深いようにも思えますが。

 

【敬語】保守派がこう言ったらどうでしょう?

「そう言って下さるのは嬉しいですが…
やっぱり○○さんは人生の先輩ですよ!
僕は尊敬の意味も込めて敬語を使います!」

 

いかがでしょうか?

敬語はかしこまった話し方と思われがちですが
「関係が深められない」なんてことはないでしょう。

てか実際には相手に感じのよい印象を与えませんか?

 

つまり。

敬語を使っていたら、その人と【馴染みの関係】が
作れないって思っているのは職員の勝手な妄想か、
【馴染みの関係】【家庭的】を武器に、自分自身の
言葉遣いのお粗末さを正当化しているだけなのです。

 

要は相手に敬語を使いたくないだけなんだよね。

どこかしら、なんかしら利用者を見下してるんですわ。

知らず知らずのうちに…

 

追伸

たしかに単純な言葉で、本人にとって入りやすい言葉で
会話をしたほうが、伝わりやすいってケースもあると思います。

そんな場合は、その人に【タメ語】が必要なら、
ケアプランに書いていけばいいじゃない(笑)

本人・家族にちゃんとそのプラン見せて、
「我々はこういう思いで接します」ってさ。

 

…ちなみに。

僕は逆にケアプランに「丁寧に接する」的なことを書いてました。
(しっかりしてる人には書きません。なぜか職員守れてますしw)

書かせてもらってたのは認知症の方、そして障害が重い方など。
そういった方の尊厳を守るために書かせてもらっていました。

だって書かないと守れないんだもん、残念なことに。

 

弱者と強者では必然的に上下関係ができてしまうんです。
(→スタンフォード監獄実験の記事を参照にしてください)

 

それをちゃんと本人・家族にも見せていました。

たとえ老いで体が不自由になろうが、認知症になっていようが
『私たちはこの人に対して敬意を持って接していきます』
って思いを乗せていきたいから。それが介護の第一歩だから。

 

確かに例外のケースもある。

…でも。

基本の姿勢は基本としてもっていてほしい。

僕はそう思います。

介護短歌

関係を
深める前の
第一歩
言葉遣いで
尊厳を守る

介護って何かと相手に依頼することが多いと思います。

自分のことは自分で
頑張っていただく
何か手伝ってもらう
トイレに一緒に入る
お風呂の介助をする

などなど。

そのとき相手はどう感じ、何を思うでしょうか?

だからこそ。

日々の声掛け・口調からきちんとした言葉で
尊厳を守っていく必要があると僕は考えます。


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