新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

「車椅子の選び方(使用法)その3:座る位置」ー姿勢が傾く原因は座幅だけじゃない!?ー


こんにちは!

 

福祉用具プランナー研究ネットワーク新潟(通称:プラネット新潟)の山﨑隆博です(^^)

 

こちらのブログでは、福祉用具のプロやリハビリテーションのプロ)が「福祉用具の特徴」「ひとり一人に合った福祉用具の選び方と調整の視点」「福祉用具を用いた目からウロコの介護技術」「リハビリテーション」などなどを発信してまいりたいと思います!!

 

前回は「車椅子の座幅によって何か違うの?」「傾いた姿勢の原因の1つに、座幅が広すぎることがあるんだよ~」というお話をしました。

http://www.kaigogoyoukiki.net/specialist/yamazaki/

 

今回は、「車椅子に座る位置で何か違いがあるのか?」というお話をしたいと思います(^^)

 

 

 

車椅子は構造上、座面がたわんでいるものが大半になります。

 

座面の真ん中に座ればまだ良いのですが、位置を考慮せずに座ってしまうとどうなってしまうか。。。

こんな風に座面が広すぎる時と同様に、傾いた姿勢になってしまいます。

 

ちなみに、骨格と座面の関係を絵で(後ろから)見てみると、こんな感じです。

 

 

このように見てみると、座る位置がズレれば姿勢が傾いてしまうのは当たり前ですね!!

 

 

 

傾いた姿勢が続くと…

 

胸が圧迫される

呼吸が楽にできない

食事や飲み物を飲み込みづらくなる

食べこぼしも増えて低栄養&介護負担Up

免疫力Down

誤嚥(ごえん)・誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスクUp

 

 

片方のお尻に圧力が過剰にかかる

皮膚や皮下組織もズレてて毛細血管が圧迫される

組織に十分な栄養が行かなくなる

痛みの発生・褥瘡(床ずれ)のリスクUp

 

など多くの弊害が生じていきます。

 

 

傾いてしまう原因は、介助者が座っていただく位置を考えてないからかもしれません!!!

 

ほんのちょっとした配慮で、より快適な環境で生活に彩りを~(^^)/

 

 

次回も引き続き、車椅子の選び方(その5)についてお話ししていきますね!!

 

 

それではまた!!

 

 

【プラネット新潟の活動内容】

◇福祉用具の普及・研鑽・啓蒙活動

◇セミナー活動 「らくらく移乗介助技術」「誤嚥予防のための環境作り」「住宅改修のコツ」「福祉用具の選定方法」などなど

◇バリアフリーグルメマップの作成・普及(H29.4~予定)

 

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「一緒に活動してみたい!勉強したい!」というメンバーも大募集中です(^^)

plannetniigata@gmail.com

 

 


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