新しい住まいの契約を終え、警備会社の説明を受けたのち

書類にサインをしていた時でした。

頭がグルグル回転するような感覚になり

思わず顔を上げたけど、、

まだ揺れは収まらず思わず窓を開けてみると

電柱と電線が恐ろしい勢いでゆらゆらと

大きく揺れ動いている光景が目に飛び込んできました。

外はまだ雪景色の寒い灰色の空でした。

地震だーーー!!!!!!

 

直ぐに分りました。

しかも、とてつもなく大きな揺れは

何度も何度も襲ってきて・・・

直ぐに子ども達のことが頭をよぎりました。

 

それぞれ中学、高校に行っているはずだから

「大丈夫大丈夫大丈夫・・・・・・・・！」

頭の中で分っていても、心配で心配で・・・

娘には直ぐにメールをしたように記憶しています。

 

 

その後の東日本大震災の様子は

誰の目にも焼き付くほどの信じられない光景が

幾度となく様々なところで報道されていましたね。

 

 

おそらく、日本中の人達の意識が大きく変化した出来事！

想像を絶するような大震災になってしまいました。。。

 

 

当時の私は子育てしながら、仕事でも頑張り過ぎていました。

毎日のように忙しく、時には疲れ果ててしまうこともありました。

そんな日々を送っているうちに、将来を不安視するようになりました。

その不安が心身を病み長期間休職したこともありました。

 

我がことが復活するとほどなくして今度は子ども達が

２人とも不登校になり必死で学校へ行かせようと奮闘した日々

 

なんのためにここまで頑張って来たのだろうか？

すべては子ども達の未来の幸せ為だったはず・・・

 

でもある日、私は子どもたちと一緒に過ごす時間を

忘れいたことに氣づいたのです。

それが私にとっても子ども達にとっても、

どれだけ貴重なものだったのかに気づかされたのでした。

 

いつの間に、日々の忙しさにイライラを募らせ

感情で叱ったり、正論ばかり押しつけたりしました。

幼い頃はよく出掛けていた外出も旅行もテレビでさえも

一緒に見ることもなくなっていました。

当然、楽しい会話なんてあるはずも無かったのです。

 

 

2011．3．11　あの頃はまだ娘の精神状態はとても不安定でした。

震災後になかなか学校に行けなくて辛そうにしていました・・

そんな気持ちを高校生の娘はうまく表現出来なくて、

物を傷つけたり、自分を傷つけたり、勿論親の私にも

攻撃してきたこともありました。

 

そうかと思えば、何の気力も無くなり、

ただただ真っ青な顔をしてひたすら眠り続けていたこともありました。

 

震災の後 しばらく経ったある日、

床に倒れるように横向きで寝転びながら、

涙で濡れた指先でティシュを米粒くらいに丸めて

床にコロコロと落としては、

「みんな死ぬんだ！みんな死ぬんだ！・・・」

「みんな死ねばいい！みんな死ねばいい！・・・」

 

眼からいったいどれくらいの涙がこぼれたのか分らないほど

長い間、娘は同じ行動と言葉を繰り返していたのでした。

 

何もしてあげられなくて当時はただただ何度も

自分を責めることしかできなかったけど

その後しばらく経ってから、ようやく自分が

何を大切にするべきかに氣づいたのでした。

 

 

そして　それから数年経って更に

自分自身の時間を大切にすることを決めました。

 

仕事に集中することも必要だけど

自分が楽しいと思えることを見つけて

それに時間を使うことも大切なことだと氣づいたのです。

 

日本人は我慢が美徳とか耐えて偉いね！とか

自己犠牲が美徳とされている文化が根付いていますが

果たして、それは人々を幸せにしているのでしょうか？

自分の気持ちを言いたくても言えない空気感、人間関係や組織、

集団が、今でもあまりにも多いように思います。

 

日本は先進国でありながら、若者の自殺者が世界の中でも

飛び抜けて多いのがとても残念でたまりません。。。

新潟県においてもR3年は全国ワースト3位です。

なぜこんなにも生きにくい社会になってしまったのでしょうか？

 

今を大切に楽しむことが、将来に向けた活力を与えてくれます。

子どもたちは親であるあなたが楽しんでいる姿を見て

自分たちも安心して心から楽しむことができるのです。

周りの人たちもあなたのポジティブな姿勢に触れ元気をもらったりします。

 

 

子育てと仕事の両立は、仕事をしていて

子どもを持った人は誰でも経験することだし、

周りの理解や協力が得られれば、 忙しい時期ではあるけれど

二度とない家族の思い出を作りながら、働く励みや原動力になり

人生に彩りを与えくれる素晴しい経験となると思います。

 

今、この瞬間を大切に感じて楽しむことが、後悔を少なくし

幸せをもたらすことができるのではないでしょうか？

 

自分自身を大切にして、心の声に耳を傾けながら、

ご家族や大切にしたい人達とのコミュニケーションをとることを

諦めないでくださいネ（＾人＾）

 

振り返ってみれば、あんなに辛く苦しみでしかなかったあの頃が

今では一番の思い出になっているのですから☆彡☆彡☆彡

 

時間はかかるかもしれないけれどあなたの想いは必ず大切な人へ届きます♥