新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

さいごまで自分の足で。

Pocket

こんにちは。

歩くをケアする介護福祉士

ショージです。

 

先日、はっとさせられる言葉を聞きました。

それは

「歩く為の歩行訓練ではない」

「へ?」と思ってしまった方いますよね。

 

私も「歩くをケア」とか言っていますが、

歩くこと自体を守りたいのではなく

歩けることで、できる「行為」を守りたいのです。

 

そう、歩く「目的」を忘れてはいけないということ。

「歩くことが目的」ではありません。

 

先日、我が家の猫が亡くなりました。

もう、立ち上がることもやっとな状態で

立ち上がろうとする我が家の猫

何がしたいのかと思ったら

トイレに行こうと歩きだしたんですね。

でも、間に合わずその場でおしっこをしてしまいました。

 

なんか、もう、けなげで泣けました。

 

家猫はトイレを覚えて、そこでします。

彼らにとって、おしっこ、うんちは

トイレですることが当たり前なのです。

 

私たち人間にとっても

当たり前すぎるほど当たり前のことですよね。

 

トイレに行くために立ち上がり

トイレに行くために歩く

 

この、当たり前の行為をするための

「歩く」のケアを私はしていきたいのです。

 

その方の「当たり前」を守ることが

尊厳を守ることになるのではないかと思います。

その当たり前をできる限り守る

出来なくなってきたときの最大限の「配慮」

これを忘れてはいけないと

我が家の猫に教えてもらった気がします。

 

フットケアは

当たり前の行為をするための「歩く」を守る

一、ツールです。

ぜひ、足に関心を持って

利用者様の足を観ることから始めてみてください。

About the author

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です