今日は介護現場で起こる「ミス」の理由についてです。
大なり小なり、仕事中にミスや見落としを起こしたり見聞きしたことは多いと思います。
なぜこうしたことが続くのか考えてみました。
どんなにマニュアルを整備しようが、現場にそれをする余裕がない限り確認漏れやミス、抜けは起こります。
それは職員の意識を変えるとかいう話じゃない。
ましてやミスをした人個人を責めるなんてもってのほか。
なぜ余裕がないのかを考えることがミスの予防につながるんだと思います。
業務のどこに手がとられるのか。
業務のどこに時間がかかるのか。
それらは介護現場で検討・改善が見込めるのか、そうでないのか。
それを客観的に根拠を持ち数値化して出せば尚良いでしょう。
しかしこういうことを言語化できる人って少なくて、大抵感情論になります。(私もかな…)
だから、
「他の職種や上司などにわかってもらえない。」
ていう話が出てくるんだと思います。
そりゃそうだと思います。
きちんと状況・情報を整理し、話に筋道をたてて説明する必要があるのです。
そこをせずに感情論で話して理解してもらおうってのは無理があります。
ここがいちばん頭を使う所だと思います。
だから皆敬遠して感情論になるんです。
その作業自体がめんどくさいし、やり慣れてないから。
ミスが続いたり情報伝達がうまくいかないのは、
意識の問題でもないし根性論でどうにかなる話でもないと思います。
徹底的に話し合って原因を調べ、そこにアプローチしていく必要があります。
それくらいしないと改善できないと思います。
だから全職種・全職員が一丸となって同じ方向を向かないとなりません。
「この方向性でいくから、ヨロシク!」
でいきましょうよ。