新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第24回本試験解説<問題2 介護保険給付>

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【問題2】

2018(平成 30)年度の介護保険給付(介護給付及び予防給付)の状況として正し いものはどれか。3 つ選べ。

1  給付費は、約 14 兆円となっている。
2  給付費は、前年度に比べて増加している。
3  居宅サービス、地域密着型サービス及び施設サービスのうち、施設サービスに係る給付費が最も多い。
4  地域密着型サービスに係る給付費は、居宅サービスに係る給付費よりも少ない。
5  第1号被保険者 1 人当たりの給付費は、平均約 26万円である。

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答え:2.4.5

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1×

2018(平成 30)年度の介護保険給付費は、約10兆円となっています。

2○

保険給付を受けるのは第1号被保険者が大半を占めます。

その第1号被保険者数が増加し、団塊の世代が2025年に後期高齢者になるわけなので、

保険給付費は年々増加していそうというイメージはつきやすかったのではないでしょうか?

2018年の統計では、

・第1号被保険者:3,525万人

・要支援要介護認定者:658万人

です。

3×

 居宅サービス、地域密着型サービス及び施設サービスのうち、施設サービスに係る給付費が最も多いのは、「居宅サービス」です。

平成30年度では、

居宅サービス:4兆5,184億円

施設サービス:2兆9,944億円

地域密着型サービス:1兆5,451億円

です。(※高額介護サービス費・高額介護合算介護サービス費・特定入所者介護サービス費は含まれない ※数値は億単位で四捨五入)

4○

3の解説の通り、地域密着型サービスに係る給付費は居宅サービスに係る給付よりも少ないです。

5○

第1号被保険者の1人あたりの給付費の全国平均は、

・居宅サービス:12万8,000円

・施設サービス:8万5,000円

・地域密着型サービス:4万4,000円

で、合計は25万7,000円です。

約26万円ですね。

動画解説はこちら↓

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