こんにちは(*^-^*)
先週から学生と一緒にkomachiさんの介護本の施設取材に回っています!施設の方のいろんな工夫があって学びが多いです!今週も1件あるので楽しみです!
では問題です!
次の事例を読んで,問題28,問題29について答えなさい。
〔事例〕
Fさん(85歳,女性)は中等度の認知症がある。同居していた娘の支援を受けて生活してきたが、症状が進行してきたために、介護老人福祉施設への入所が決まった。
入所当日、介護福祉職はFさんの付き添いで娘が来た時に初めて会った。介護福祉職が、「はじめまして、よろしくお願いします」と挨拶をすると、娘は少し緊張した様子で、「お願いします」とだけ答えた。
娘は、介護福祉職の問いかけに応えるまで時間がかかり、また、あまり多くを語ることはなかった。
持参した荷物の整理を終えて帰宅するとき、娘が寂しそうに、「これから離れて暮らすんですね」とつぶやいた。
【問題28】
初対面の娘と関係を構築するために介護福祉職がとる対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 友人のような口調で話す。
2 相手のペースに合わせて,表情を確認しながら話す。
3 会話が途切れないように積極的に話す。
4 密接距離を確保してから話す。
5 スキンシップを用いながら話す。
問題文の「初対面」という記載もヒントになります!まずは信頼関係を築くことが大切です!では解説していきます!
1:×
初対面だと馴れ馴れしい印象で、相手が不快に感じる場合があります!
2:〇
娘さんはあまり多くを語らないので、表情など非言語メッセージを確認しながら話すことも大切です!
3:×
一方的に話してしまうと、話しにくくなったりします!相手に考える時間を提供することも大切です!
4:×
密接距離とは、手を伸ばせば相手の身体に触れることができる距離のことで、親しい人が入れる距離です!初対面の相手とは適切に距離を確保する必要があります!
5:×
初対面の人にスキンシップを図るのは馴れ馴れしい行為と受け取ってしまいます!
【問題29】
帰宅するときの娘の発言に対する,介護福祉職の共感的な言葉がけとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「心配しなくても大丈夫ですよ」
2 「私も寂しい気持ちは一緒です」
3 「元気を出して,お母さんの前では明るく笑顔でいましょう」
4 「お母さんに毎日会いに来てください」
5 「お母さんと離れて暮らすと寂しくなりますね」