新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第32回介護福祉士国家試験66,67


あけましておめでとうございます(*^-^*)

今年もよろしくお願いいたします!あと3週間切りました!1年いいスタートが切れるように最後の追い込み頑張りましょう!

 

 

では問題です!

次の事例を読んで、問題66、問題67について答えなさい。

〔事例〕

Dさん(77歳、男性、要介護2)は、妻と二人で暮らしている。定年まで、高校の体育の教師で野球部の監督をしていた。起居動作に問題はないが、認知症と診断されたため、現在、通所介護(デイサービス)を週3回利用している。通所介護(デイサービス)では、短期目標を「役割を持ち意欲的に生活する(3か月)」と設定し、体操を指導する役割をお願いしていた。

実施1か月が経過した頃、テレビで高校野球を見たDさんは暗い表情で、「生徒を全国大会に連れて行けなかったのは私の責任だ」と嘆いていた。この日は、担当の介護福祉職が体操のお願いをしても、「今すぐ行かなければ」と断った。

 

【問題66】

Dさんが体操の指導を断った理由の解釈として、最も可能性が高いものを1つ選びなさい。

1 介護福祉職に依頼されたため。

2 妻に会いに自宅に帰りたいため。

3 高校野球のことが気になっているため。

4 立ち上がり動作が不安定なため。

5 体育の授業を行うため。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dさんの発言に注目すると、高校野球を見て、気になっている様子がうかがえます!では解説していきます!

1:×

1か月前から体操を指導する役割を任されていたので考えにくいです!

2:×

通所介護を利用中も妻に会いたいという発言ありません!

3:〇

「生徒を全国大会に連れていけなかったのは私の責任だ」と発言しています!

4:×

「起居動作に問題はない」と記入されています!

5:×

体育教師ではありましたが、体育の授業を気にしているとの記入はないです!

 

 

 

 

 

 

【 問題67】

その後も体操の指導を継続していたDさんは、参加者から体操の順番が違うと指摘されて指導の意欲を失い、一人でいることが多くなった。しかし、体操の時間になると遠くからその様子を眺めていた。

Dさんが今後も現在の役割を継続するために、優先して取り組むべき課題として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 体操に対する関心を取り戻すこと。

2 体操の内容を変更すること。

3 体操を指導する自信を回復すること。

4 体操の正しい順番を学び直すこと。

5 指摘した参加者に謝ること。

 

 

 

 

 

 

 

遠くから様子を眺めていることから、体操の指導に関する関心はあるものの、自信を失っている状態であることが考えられます!

1:×

遠くから様子を眺めているので関心はありそうです!

2:×

Dさん以外にも体操の参加者がいるので内容の変更はよくないですし、内容が原因との記載もないです!

3:〇

体操の順番が違うとしてされたことから自信を回復することが大切です!

4:×

認知症の中核症状の記憶障害、実行機能障害があるため学びなおすことは難しいです!

5:×

指摘した参加者とDさんの関係が悪化したとの記載はないです!


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