新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第32回介護福祉士国家試験59


こんにちは(*^-^*)

新潟も雪が降ってきましたね!体調管理に気を付けて頑張りましょう!

 

 

 

では問題です!

【問題59】

Bさん(83歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。終末期で、「最期はこの施設で迎えたい」という本人の希望があり、家族もそれを望んでいる。昨日から死前喘鳴が出現し、医師から、「あと数日でしょう」と言われた。

「呼吸が苦しそうだ」と言っている家族への介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「自然な経過なので体位の工夫をして一緒に見守りましょう」

2 「Bさんに意識はないので心配いらないですよ」

3 「痰の吸引をすると楽になるので準備しますね」

4 「Bさんを励ましてください」

5 「すぐに救急車を呼びましょう」

 

 

 

 

 

 

 

終末期、看取り期、ターミナル期と呼び方がありますが、同じ意味になります!死前喘鳴は、意識の低下に伴い、唾液や痰などが咽頭付近に貯留し、ゴロゴロといった音(喘鳴)が聞かれるようになることであり、数時間から数日間で死に至る可能性がある時に現れます!最期を迎える際に、こころとからだがどのように変化するか、理解しておく必要があります!では解説していきます!

1:〇

頭部を軽く起こしたり、側臥位にするなど安楽な体位の工夫は必要です!

2:×

つらい場面なので家族の気持ちを受け止めてから、Bさんが意識の低下であまり苦しさを感じていないことを説明します!

3:×

吸引自体が苦痛を伴う行為なのでBさんの必要性を判断する必要があります!

4:×

「励まし」はNGです!Bさんはあまり苦しさを感じていない時期であることを家族に説明し、聴覚は比較的最後まで保たれているため、声かけや手を握るなど安心感を与えるように説明します!

5:×

Bさんも家族も「最期はこの施設で迎えたい」という希望があるため、延命治療は望んでいません!


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