新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第31回介護福祉士国家試験73


こんにちは(*^-^*)新潟もようやく冬らしく雪が降ったりしています!

 

 

では問題です!

【問題73】
Aさん(95歳・女性・要介護3)は、介護老人福祉施設に入所して6ヶ月になる。入所間もない頃は、「買い物に行きたい」「友達に会いに行きたい」と、いろいろ介護福祉職に要望したが、それらの要望には応えてもらえなかった。現在Aさんは、認知機能障害はなく、身体的にも大きな変化や異常は認められない。しかし、ほとんどの時間をベッドで過ごしていて、「どこか行きたいところはないですか」と介護福祉職が聞いても、「ない」と答えるだけである。
Aさんの現在の状態を説明するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 学習性無力感
2 反動形成
3 統合失調症の陰性症状
4 せん妄
5 パーソナリティの変化

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aさんは、要望を重ねても望む結果が得られない経験・状況が続き、何をしても無意味だと思うようになり、不快な状態を脱する努力を行わなくなりました!この状態を説明する語句を選ぶ問題となります!では解説していきます!

 

1:〇
学習性無力感とは、米国の心理学者マーティン・セリグマンが1967年に発表した心理学理論です!対処不可能な状況を打破するために努力しても効果がなく、「何をしても無駄」と学習され、解決への意欲を失い、無気力状態になることです!

 

2:×

「反動形成」とは、抑圧されて無意識になっている欲求が,意識や行動に現れないよう,それと正反対の意識・行動に置き換えられるという防衛機制の一種のことです!「好きな子にいたずらをする」などです!

 

3:×

統合失調症の陰性症状は意欲の欠如、感情鈍麻などですが、Aさんの心身機能に異常は見られません!

 

4:×

せん妄とは複雑な意識障害の1つですが、Aさんには見られていません!

 

5:×

パーソナリティとは、性格や人格などその人らしさの根源的な的な特徴を意味しますが、パーソナリティの変化は精神障害の1つになります!Aさんにそのようなことは見られていないです!


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