新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第30回介護福祉士国家試験69


こんにちは(*^_^*)

ここからは後半戦、「発達と老化の理解」からいきます!

 

【第30回 問題69】

生理的老化の学説に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

 

1 エラー破局説では、加齢によって臓器や器官が機能低下することで老化が生じると考える。

2 消耗説では、活性酸素による細胞の損傷で老化が生じると考える。

3 フリーラジカル説では、加齢による臓器や器官の萎縮や縮小に対して、それを補う再生機能が低下することで老化が生じると考える。

4  機能衰退説では、細胞内のDNAが損傷することで老化が生じると考える。

5 老化プログラム説では、人の細胞分裂の回数があらかじめ決まっていることで老化が生じると考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはマニアック問題でしたね!正直私も解けないし、解説もできかねます!一応、老化の理論を確認していきます!

・エラー破局説とは・・・

細胞内の遺伝子に突然変異が不規則に起こり、それが蓄積していくことによって細胞の分裂能が消失し、細胞の寿命が尽きるという説です。

・消耗説とは・・・

本来、細胞が生きていくために必要なものが、長年にわたって徐々に消耗し、量的あるいは質的にある一定の限度を下回ったところで、細胞が機能を失ったり死んだりすることが細胞の老化であり、これによって個体の生命が維持できなくなるという説とされます。

・フリーラジカル説とは・・・

エラー破局説の1つに、フリーラジカルによって遺伝子に変化が起こるというラジカル説があります。ラジカル(フリーラジカル)は一般に、分子または原子団に不対電子を持つ化学種を指し、その代表に活性酸素がある。ラジカルによってDNA(遺伝子)の障害が起こり、それが蓄積されることによって細胞の機能障害が起こってくる。やがて、機能障害が蓄積し、細胞の老化、ついには細胞死がもたらされる。細胞死は、個体としての老化につながると考えられています。

・機能衰退説とは・・・

加齢によって、臓器や器官が機能低下することにより、老化が生じるとする説ですね。

ちなみに、DNAと細胞再生の過程でおこる失策(エラー)の積み重ねが老化を招くというのがエラー蓄積説です。

よって正解は5になります!

マニアック問題も解きやすい問題も1点です!難しい問題にとらわれすぎないようにしていきましょう!


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