新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

医療的ケア


皆さんこんにちは(*^_^*)

昨日はうちの学校で「介護祭り」というイベントがありました!介護技術コンテストやクラスの出し物などで楽しみました!その様子は学校ブログで!

 

 

 

 

ここからは昨年度より新たに加わった「医療的ケア」に入ります!喀痰吸引の方法、経管栄養の支援、感染予防が押さえどころになってくると思います!ここは第29回の出題のうち2問ピックアップして解説していきます!

 

 

 

【問題112】経管栄養に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 栄養剤の栄養素は、胃から吸収される。

2 栄養剤の注入速度が速いと、下痢を起こすことがある

3 経管栄養によって、口腔内の細菌は減少する。

4 経管栄養で、嚥下を起こすことはない

5 食道への栄養剤の逆流が生じることはない

 

 

 

これは語尾だけで5択→3択に絞れる問題ですね!もっと言えば、語尾に〇ワードが含まれています!NGワード「~することはない」に注目して「がき解説」いきます!

 

 

1:×

栄養の吸収は主に小腸で行っています!

 

2:〇

注入速度が速いと下痢を起こす可能性があったり、胃食道逆流による嘔吐を起こすこともあります!

「~することがある」という選択肢を濁す(ぼやかす)語尾は〇の場合が多いので覚えておきましょう!

 

3:×

経管栄養の方は口から何も摂取していないため唾液の分泌量が低下します!唾液には自浄作用があるため、口腔内の細菌が繁殖しやすくなります!

 

4:×

語尾のNGワード「~することはない」に注目しましょう!胃の内容物の逆流などがあり誤嚥を起こすことがあります!

 

5:×

語尾のNGワード「~することはない」に注目しましょう!栄養剤の注入の速度により逆流を誘発する可能性があります!

 

 

 

 

 

 

【問題113】経鼻経管栄養を行っている利用者に対して、栄養剤を流す前に経鼻経管チューブを確認すると、固定テープが外れて、鼻腔の入り口付近でチューブが10cm抜けていた。この時の介護福祉士の対応として、適切なものを1つ選びなさい。

 

 

1 抜けた部分を元に戻す。

2 チューブを鼻から抜く。

3 胃内に挿入されているかどうかを、気泡音で確認する。

4 そのまま注入を開始する。

5 注入は行わず、看護職に状況を報告する。

 

 

この問題は「ヒヤリ・ハット」の対応を問う問題です!介護福祉士はいつもと違う状況があった時は、自分で判断して対応せず、医師や看護師に報告し指示を受ける必要があります!

では「がき解説」いきます!

 

 

1:×

チューブの挿入については医師や看護師が行うことと決められています!介護福祉士ができることは「報告」です!

 

2:×

この行為ができるのも医師や看護師になります!

 

3:×

チューブの先端が胃の中に挿入されていることを確認する方法です!この行為も定期的に医師や看護師が行います!

 

4:×

チューブが抜けている状態で注入を開始すると、気管や肺に栄養剤を注入してしまう可能性があるので危険です!

 

5:〇

まずは医師や看護師に報告し対応を求める必要があります!様子がおかしければ介護福祉士で判断して対応しないことがポイントです!特に医療行為はリスクが起きやすくなります!


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