新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

認知症の理解①


こんにちは(*^^)v専門学校として高校生に介護の楽しさを伝えるには学んでいる在校生の力って大きいですね!学んでいる学生が楽しげに過ごす様子がこれから介護福祉士を目指す人にとって大切です!板垣クラスの学生が先週もがんばってくれました笑!

では本題です!今回より、「認知症の理解」に入っていきます!介護福祉士にとって認知症の知識は非常に重要になってきます!奥は深いですが、現場で働く人にとってもイメージしやすいためこの科目は8点以上は目指したいですね!

 

【問題80】

Dさん(80歳、男性)は一人暮らしで、生活は自立していた。毎朝近所の公園でラジオ体操に参加していたが、2か月ほど前から、物忘れとぼーっとする様子が見られるようになった。また、歩行が不安定となり、最近では尿意を我慢できず失禁がある。

Dさんの状態として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。

 

1 軽度認知障害

 

2 アルツハイマー型認知症

 

3 正常圧水頭症

 

4 前頭側頭型認知症

 

5 血管性認知症

 

 

認知症の種類の特徴をしっかり捉えておくことがこの問題を解くポイントになります!

https://info.ninchisho.net/type

 

では「がき解説」いきましょう!Dさんは2か月ほど前から、「記憶障害」と「歩行障害」、「尿失禁」の3つの症状が現れています!その3つの症状が現れる認知症を選びます!

 

 

1:×

軽度認知障害の特徴は物忘れが短期間に増えることが特徴で、歩行障害や尿失禁は見られないため×です!

 

2:×

アルツハイマー型認知症の特徴はゆっくり進行することです!2か月で歩行障害や尿失禁が現れたDさんには適合しません。

 

3:〇

正常圧水頭症は「手術で治療可能な認知症」です!また、Dさんに見られる「記憶障害」「歩行障害」「尿失禁」の3つの症状が特徴になります!

 

4:×

前頭側頭型認知症は「人格の変化」「万引きなどの反社会的行動」が特徴なのでDさんの症状には適合しません。

 

5:×

血管性認知症は頭痛、めまい、物忘れ、感情失禁が特徴で、身体的には片麻痺や感覚障害が現れます!

 

 

 

 

【問題83】

行動・心理症状(BPSD)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 徘徊は、認知症であれば誰にでも起こる。

 

2 もの盗られ妄想は、記憶障害とは関係がない。

 

3 幻視に関して、本人の訴えの内容ははっきりしない。

 

4 興奮は、ケアの方法によって生じることがある。

 

5 混乱は、重度の認知症の人には見られない。

 

 

 

では、「がき解説」いきます!

認知症の症状は、「中核症状」と「行動・心理症状」の2つに分けられます!

中核症状はほとんどの人に現れますが、行動・心理症状は性格、環境などの要因が加わるため、症状が現れない人もいます!

 

 

1:×

行動・心理症状は個人差があるためすべての人に現れるとわけではありません!

 

2:×

中核症状である記憶障害の進行が、行動・心理症状の妄想へとつながります!

 

3:×

幻視の特徴としては人物・虫などが見えることが初期に多く、訴えの内容も鮮明ではっきりしています!

 

4:〇

興奮などのBPSDは性格、ケアの方法など環境の影響を受けることも多いです!

 

5:×

時間や場所だけでなく言葉もうまく使えない、理解できないなど認知症が進行した重度の状態でも混乱が見られます!


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