新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

発達と老化の理解①


こんにちは(^o^)

専門学校の教員として学生を「教える」立場にありますが、最近は学生に「教わる」ことも多くなっているなと実感しております!彼らは日々成長しています!どんな介護福祉士になっていくのかこれからの楽しみでもありますね!今後はブログを通じて、学生との1コマや学生の紹介なんかもしていきたいと思います!

ではでは本題へ!いよいよ午後の部ですね!午後の始めの科目は発達と老化の理解です!

頻出頻度が高い項目としては「高齢者と健康」に関する問題です!この科目のキーワードは「高齢になると低下、減少することが多い」ですかね!エリクソン、ピアジェ、ハヴィガーストなどの人物問題も1問出るので確認はしておくとよいようです!

 

【問題70】

加齢に伴う筋肉の変化に関する記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 70歳代までは、筋肉量は維持される。

 

2 タンパク質をとることは、筋肉量の維持に有効である。

 

3 高齢期になってからの運動は、筋肉量の増加には無効である。

 

4 筋肉量の減少の主要な原因は、悪性腫瘍の合併である。

 

5 筋肉量の減少は、下肢よりも上肢の方が顕著である。

 

 

 

 

 

では、「がき解説」いきます!

 

 

1:×

身体機能は20~30歳がピークでその後低下するといわれています!特に筋肉量に関してはスポーツ選手の例をとっても、加齢の影響が大きいようですね!

 

2:〇

タンパク質が多いのは肉などですね!肉を食べると筋肉が発達するイメージがテレビや漫画から想像できれば正解しやすいかもしれません。国家試験は五択でマークシートであることからイメージ作りも大切にしていきましょう!

 

3:×

ここもイメージでいける問題ですね!運動と食事は筋肉によさそうですよね!語尾の「無効」は何となくあまりいい言葉ではないです(ここでは「汚い文章表現」とします)。こういう「汚い文章表現」は×が多いです。

 

4:×

ここは難しいですが、悪性腫瘍の合併症が主な要因ではないということくらいで留めておきましょう!

 

5:×

入れ替え文章である「〇〇よりも〇〇」という表現は×の場合がほとんどです!筋肉量は下肢は20歳代以降に著しく減少し、上肢は高齢期が緩やかに減少するとされています!

 

 

 

 

【問題72】

加齢の影響を強く受ける記憶として、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 個人の生活の中で生じる出来事や体験に関する記憶

 

2 学習や経験によって獲得された知識の記憶

 

3 スポーツなど、自分の体で覚える記憶

 

4 過去の社会的事件など、自分の体験とは直接関わらない記憶

 

5 人の顔や風景など、自覚せずに残されている記憶

 

 

 

 

 

 

では「がき解説」いきます!

記憶は大きく分けると「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」の3つになります!そこから下記の図のように分類されていきます。

 

それぞれの記憶についてはhttp://kaigopro-dojyo.com/?p=1253を参照してみてください!

一般的に加齢の影響が大きいのが「長期記憶」であり、「感覚記憶」と「短期記憶」は影響が少ないと言われています!記憶の種類がどの記憶に分類されているかを把握しておくことがこの問題を解くカギになりますね!

 

 

1:〇

選択肢はエピソード記憶のことです!これは長期記憶に属していて、「昨日近所のファミレスで友達と食事をした」などのことで、加齢の影響を受けます!

 

2:×

選択肢は意味記憶のことです!「信号が青になったら渡る」などの学習した記憶や一般常識として得た記憶で長期記憶に属しますが、加齢の影響は少ないです!

 

3:×

選択肢は手続き記憶のことです!自転車の乗り方や泳ぎ方など、考えずに体が自動的に動いている感覚が得られる記憶で、期記憶に属しますが、加齢の影響は少ないです!

 

4:×

選択肢は意味記憶になります!2と同様で加齢の影響は少ないです!

 

5:×

選択肢は感覚記憶のことです!感覚機能から得られる情報ではあるが、感覚機能の低下には個人差があるため、一概に加齢の影響を強く受けるとはいえないです。

 

 


About the author

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

こまち介護転職 新潟介護専門家ブログ

カテゴリー