新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

生活支援技術④


こんにちは(*^_^*)記事をためておいて公開し忘れていたため生活支援技術を今週と来週上げたいと思います!

 

 

【問題54】

排泄介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 ベッドで尿器を使用する場合、ベッドの足元を上げる。

 

2 差し込み便器の開口部の中央に、仙骨が来るようにする。

 

3 テープ止めタイプの紙おむつの中に、尿取りパッドを複数当てる。

 

4 自己導尿を行う場合、座位姿勢で行えるように支援する。

 

5 トイレにL字手すりを設置する場合、横手すりは車いすの座面の高さに合わせる。

 

 

 

 

 

ここでは出ていませんが、排泄は自立支援が大切なので、オムツ対応は×、なるべくトイレで排泄することが基本です!では、「がき解説」スタートします!

 

1:×

ベッドのギャッチアップは「頭側」か「足元側」です!ベッド上で尿器を使用する場合は腹圧をかけやすい体勢を考えます!頭側を上げた方が腹圧がかかり、排尿しやすくなります!「頭と足」の反対語に注意ですね!

 

2:×

排便は肛門から出るため、肛門に当てるが正解になります!仙骨(尻尾の生える場所)は褥瘡が起きやすい箇所ですが、そこに当てると漏れてしまいます!

 

3:×

尿取りパットは1枚ずつ使用するのが基本です!

 

4:〇

自己導尿についてはここを参照してみてください!http://www.kawahara.or.jp/facilities/gairai_01.html

自分で行うため、確認しやすい座位姿勢が良いです!

 

5:×

横手すりは座面の高さから20~25cm程上に設置するのが目安です!横手すりは体の位置の移動や、腰掛姿勢の保持が目的であり、座面の高さでは低すぎてその目的が行いにくくなります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問題55】

Bさん(86歳、女性)は、介護老人福祉施設で生活している。脳梗塞の後遺症で左片麻痺があり、最近は筋力の低下が目立っている。Bさんは日中はポータブルトイレ、夜間は紙おむつを使用している。Bさんの使用しているポータブルトイレは木製の背もたれと肘掛けがついているタイプである。

Bさんが、ポータブルトイレを使用するときの排泄介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 ポータブルトイレは、ベッドの左側の足元に置く。

 

2 ポータブルトイレの足元に新聞紙を敷く。

 

3 座位が安定しないときは、背もたれによりかかるように座ってもらう。

 

4 排泄が終了したら、立ち上がる前に下着やズボンを大腿部まで上げておく。

 

5 使用したポータブルトイレの中の排泄物は、1日分をまとめて片付ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

短文事例では、まず利用者の状態を確認することが大切です!Bさんは左片麻痺の状態にあり、筋力低下が目立っていますが、日中はポータブルトイレを使用しています!この片麻痺の方の事例では「右」「左」の入れ替えにも注意していきましょう!

その状態を踏まえて、「がき解説」いきます!

 

1:×

ここの見極めポイントは「左側」か「右側」かです! ポータブルトイレは原則、ベッド健側の足元側に設置するため、Bさんの場合は健側は「右側」なので右側が正解になります!

 

2:×

ここはサービス選択肢ですね!新聞紙は非常に滑りやすいため危険です!足元には滑りにくい素材の敷物を使用します!

 

3:×

排泄時の姿勢は腹圧かかりやすい前傾姿勢が基本です!背もたれによりかかると腹圧がかかりにくいため介助者が支えるなどしてなるべく前傾姿勢をとりましょう!

 

4:〇

筋力低下が目立っているBさんは長時間の立位保持が難しくなります!着衣しやすいようにズボンを上げておくことはBさんにとって必要になります!

 

5:×

ポータブルは生活空間であるベッド近くにあり、その排泄物は臭いが強くなり、快適に生活できにくくなります!また、毎回片づけることで尿や便の状態などもこまめに確認できます!

 

 

 

 

 

 

 

【カープ情報】

いよいよ今日から交流戦です!去年の交流戦で「神ってる」でブレークした鈴木誠也選手、今年もやってくれるはずです!

 

 

 


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