新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

生活支援技術①


こんにちは!(^^)!

今回からは生活支援技術になります!第29回より、26問に問題数が増えました!全体問題数の割合としては20.8%が生活支援技術になります!

この科目のポイントは利用者主体・自立支援を踏まえた支援ができているかです!あくまでも基本的な介護技術を問題としているため介護の現場で実際に行う介護技術とのずれが生じている場合もあり、落ち着いて考えていくことも必要になります!この科目は比較的難易度も低く、取りこぼしがないように点数を稼ぐことが合格への近道です!「生活支援技術を制する者が介護福祉士国家試験を制す」です!

 

 

【問題45】

介護を必要とする高齢者の衣服と、その支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

 

1 片麻痺の高齢者には、支援者が着脱させやすい前開きの上着の購入を勧める。

 

2 左片麻痺がある場合は、左半身から脱ぐように勧める。

 

3 生活リズムを保つために、昼と夜とで衣服を替えるように勧める。

 

4 衣服は気候に合わせて支援者が選ぶ。

 

5 季節に関係なく、保温性よりも通気性を重視した衣類を勧める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは「がき解説」スタートします!こういう着脱の問題はよく出ます!これを解くポイントは「脱健着患」です!ただし、問題としては「患側」「健側」ではなく、右(左)片麻痺の場合は「左」「右」どっちから脱ぎ着するかが問われます!

頭で整理するのが苦手な方は、問題の余白に「脱健着患」と書くとよいと思います!問題は持ち帰りになるので何を書いても自由です笑!

 

 

1:×

衣服の購入や選択は利用者の好みが優先です!あくまでも着るのは利用者です!

 

 

2:×

脱ぐのは「健側」です!この場合は左片麻痺なので健側は右側になります!

 

 

3:〇

私たちでも高齢者でも基本的には日中は洋服、夜はパジャマになります!走することで生活にメリハリがつきます!特に認知症の方は時間の把握の難しい見当識障害があったりします。そのため衣服を着替えたりすることで、昼夜の理解を促す効果もあります!

 

 

4:×

衣服を選ぶのは支援者ではなく「利用者」になります!

 

 

5:×

〇〇に関係なく」は×のNGワードですね!冬など気温が低下する時期は保温性があった方が良い場合もあります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問題47】パーキンソン病の姿勢反射障害のある人の歩行介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 曲がり角では、勢いをつけて曲がってもらう。

2 曲がり角では、直角に曲がってもらう。

3 一度足を引いてから歩きだしてもらう。

4 支援者のペースに合わせて歩きだしてもらう。

5 階段よりスロープを歩いてもらう。

 

 

では、「がき解説」いきます!パーキンソン病の4大症状はしっかり押さえておきましょう。①安静時振戦(手足の震え)、②筋固縮(筋肉がこわばる)、③寡動(動作の緩慢)・無動(動作が止まる)、④姿勢反射障害(バランスがとりづらく、背中を丸めて歩くためすり足歩行になり、転倒に注意が必要)です! あとは歩行の特徴としては、足が前に出ないすくみ足、歩き出すと小走りになる加速歩行、急に止まれない突進現象もあります!他には嚥下障害なども覚えておきましょう。こういう押さえる点がはっきりしているワードはメモリーツリーを作成するとよいかもしれません(http://sofustudio.com/study/memorytree.html)。

 

 

 

1:×

パーキンソン病の方の歩行の特徴から考えて「勢い」をつけるとどうなるか想像できますよね!当然転倒のリスクは必要になります!

 

 

2:×

曲がり角は止まることができない突進性歩行が特徴であるため、大きく曲がってもらう必要があります!

 

 

3:〇

一度足を引いてから歩行するとスムーズに足が出る場合があるので覚えておきましょう!

 

 

4:×

「支援者のペース」は×のNGワードになります!介護の基本は「利用者(本人)のペース」です!

 

 

5:×

スロープは車いすの方が使用します!手すりの付いた階段の方が安全です。


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