新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

介護の基本④


こんにちは(*^_^*)

このたび、komachiさんのご厚意で雑誌に載せていただきました!1人でも多くの介護福祉士を目指す方が増えてほしいと思います!資格は一生の財産です!

 

 

というわけで、介護の基本はいよいよ最終回になります!ではいきましょう!

 

 

【問題27】施設での介護のあり方に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 利用者の羞恥心に配慮した介護を行う。

 

2 親しみを込めて、利用者を愛称で呼ぶ。

 

3 多床室では、介護福祉職の目が行き届くように、カーテンは開けておく。

4 入室するときは、日常的なことなので、ノックや声掛けをしなくてもよい

5 医師から利用者に関する情報を求められても、それがどんな理由であっても応じないようにする。

 

 

 

 

 

 

 

では、「がき解説」です!今回の問いは「施設での」介護のあり方になります!「利用者本位」や「その人らしさ」を意識した介護を知ることがここでは大切になります!

 

 

 

 

1:〇

人間は誰にでも恥じらい(=羞恥心)を持っています!認知症の方が入浴を強く拒否することももしかしたら羞恥心からくるのかもしれません!記憶障害で出来事は忘れてしまうかもしれませんが、他人に自分の裸は見られたくないという本能的な羞恥心が「拒否」というサインでメッセージを送っているのかもしれませんね(※認知症という病気により、言葉で自分の意思を伝えることが難しいから「行動」で伝えている場合が多いです)!

ということは、誰でもこの「羞恥心」は持っているので当然配慮する必要があるので〇になります。

 

 

2:×

人生の先輩である利用者へは尊敬と敬意をもって接する必要があります!そんな利用者に「〇〇ちゃん」やあだ名で呼ぶの×になります。介護現場では、関係性を考えて愛称で呼ぶ場合もあるようですが、介護福祉士の国家試験においては利用者=お客様であり、「〇〇さん」と呼ぶことが正解になります。

 

 

3:×

カーテンを開けておくと、他の利用者から丸見え状態になります。プライバシーの保護は重要になります!

 

 

 

4:×

~しなくてもよい」は典型的な×になるNGワードになるので要注意です!当たり前ですが、ノックや声掛けは必要です!

 

 

5:×

医師からの情報提供に関しては守秘義務に相当しないため、情報の提供はする必要があります。

 

 

 

 

 

【問題30】感染対策に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

 

1 下痢・嘔吐が続く介護福祉職は、マスクをして業務を行う。

 

 

2 汚れが目に見える場所を消毒することが感染症予防に有効である。

 

 

3 モップを使う床掃除の場合は、乾いたモップで汚れを拭き取る。

 

4 手袋を着用していれば、排泄物や嘔吐物を触った後の手洗いを省略してもよい。

 

5 固形石鹸よりも液体石鹸の方が望ましい。

 

 

 

では、「がき解説」スタートします。感染に関する内容はニュースなどでも毎年取り上げられており、関心も多いため、出題頻度が増えているように感じます。インフルエンザやノロウィルスの対策・対応や感染対策の3原則である「感染源の排除」「感染経路の遮断」「宿主(ヒト)の抵抗力の向上」は押さえておきましょう。

 

 

1:×

このような症状では、ノロウィルスの疑いもあります。高齢者は免疫力や体力の低下もあるため、「感染源を持ち込まない」ことが大切であるため、病院を受診し休養する必要があります。

 

 

2:×

「汚れが目に見える場所」以上に「汚れが目に見えない場所」ほど感染予防が必要になります。咳やくしゃみなど飛沫感染もあるので注意が必要です。

 

 

3:×

濡れたモップで掃除した後に乾いたモップで乾拭きします!乾いたモップでは汚れが落ちない場合が多いです!

 

4:×

~してもよい」は×になるNGワードになるので注意が必要です!手袋は着用していても手洗いは必ず行います!

 

 

5:〇

固形石鹸は人が使いまわすため、菌が繁殖しやすいです。プッシュ型の液体石鹸を使用するのが感染対策になります!


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