こんにちは(^O^)
それでは引き続き、介護の基本になります!介護の基本という科目の名の通り、介護福祉士として知っておくべき、基本的な知識が求められることが多いです。基本姿勢は「利用者本位」「自立支援」です!
【問題20】利用者の自己決定に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 支援者は、利用者の自己決定に対する働きかけを行ってはならない。
2 援助を受けている利用者は、自己決定を行うことはできない。
3 判断能力が低い利用者の場合、家族の意向を優先して決定する。
4 利用者はエンパワメントアプローチをされることで、自己決定能力が高まる。
5 自己決定には、責任能力の有無が条件となる。
問題文からもここは難易度は低めで絶対落としたくない問題ですね!「利用者が主人公」だということは念頭に置きましょう!では、「がき解説」いきましょう!
1:×
まず注目は「語尾」です。「否定形」はだいたい×になるNGワードです!利用者を支援するのが支援者であるため、働きかけは重要です。
2:×
ここも同じで、「語尾」が「否定形」なのでNGワードですね!自立とは「自分の生活が他人の助けや支配を受けることなく、自分1人の力で行うことができる」が一般的ではあるが、介護福祉士の自立とは、IL運動の考え方にあるように、必要な支援を受けながら自分の意思と責任で自分の生活を設計し、管理していくべきであるという考えである。可能な限り、自己選択を促すことが介護福祉士には求められています。「援助をうけていても自立は可能」覚えておきましょう!
3:×
「判断能力が低い」ということは、「判断能力がない(0%)」わけではないので、1%以上できる可能性はあるので、当然本人の意向も大切にしていく必要はあります。あくまでも「本人本位」が原則です!
4:×
エンパワメントアプローチとは「本人の持っている力に着目し、その能力を積極的に活用しながら、本人の抱える課題に対する自己解決能力を高める援助」を言います!エンパワメントアプローチにより、本人が考え、行動するように支援することで、自己決定能力は高まります。
5:×
責任能力の有無にかかわらず、自己決定を尊重していく関わりが介護福祉士には必要です!
【問題21】リハビリテーションの理念を表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 機能回復訓練
2 就労移行支援
3 全人間的復権
4 地域定着支援
5 特別支援教育
これは押さえておきたいですね!漢字から連想する覚え方がいいかもしれませんね。
では「がき解説」いきます!リハビリテーションの最終ゴールは「人間としての権利の回復(復権)」である「全人間的復権」です。
領域としては…医学的、社会的、教育的、職業的の4つの分野を総合的にリハビリするため、どれかだけや優先的にはなりませんので注意が必要です!その4領域もきちんと押さえておきましょう!
1:×
機能回復訓練は「医学的リハビリテーション」なので、1領域で、4領域ではないので×になります。
2:×
就労移行支援は障害者総合支援法の訓練等給付事業です!就労には、就労移行支援と就労継続支援があります!
覚え方としては、「一般企業に就労を希望して移行したい人」は「就労移行支援」となり、「一般企業への就労は困難でもとりあえず就労は続けたい(継続)人」は「就労継続支援」となります!
3:〇
このまま覚えましょう!
4:×
地域定着支援は障害者総合支援法の地域相談支援事業である。これも「地域移行支援」と「地域定着支援」があります!どちらも地域で生活するためのサービスで似ているため、入れ替えで出題される場合があります!
「地域移行支援」は地域で生活するため(生活を移行する)で、対象は入所や入院している障害者になります!「地域定着支援」は地域で生活した後、その生活を定着させるためで、対象はすでに地域で暮らしている単身の障害者になります!
5:×
これは教育的リハビリテーションの領域になります!教育的リハビリテーションは教育面だけでなく、障害児の身体・精神面の両面の自立と社会適応の向上を目指すことも含まれています!