新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

介護の基本①


こんにちは(^O^)

今回は昨日とても勇気とパワーをもらえたので少しお話を!それは昨日の稀勢の里関の取り組み!左肩のけがで全く力が入らず、休場してもおかしくない状況からの新横綱で優勝!あの当時の小泉首相の「感動した」が生まれた貴乃花以来の興奮でしょうか!「見えない力」が働いた、それは稀勢の里関の努力のパワーではないかと考えます!「努力に勝る天才はなし」私の大好きな言葉です!それを現実に見せてくれた稀勢の里関、おめでとうございます!

ということで、がき通信スタートします!次は介護の基本になります!この科目は介護福祉士をして働く上で守るべき大切な知識が多いです!「広く浅い」介護福祉士としての知識があるも特徴です。ここも出題頻度の高いと予想される問題を解説していきます!

 

 

【問題18】社会福祉士及び介護福祉士法に基づいて、介護福祉士に課せられている誠実義務に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 常に担当する利用者の立場に立って業務を行う。

2 国民の保険医療の向上及び福祉の増進を図る。

3:利用者を心身共に健やかに育成する責任を負う。

4:利用者の心身の健康の保持のために必要な措置を講じる。

5:利用者が安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与する。

 

 

社会福祉士及び介護福祉士法は毎年必ず出題されます。社会福祉士及び介護福祉士法では、介護福祉士について6つの義務等が規定されています。義務を怠ったときの罰則も含めて覚えておきましょう。 なお、「誠実義務」と「資質向上の義務」は、2007(平成19)年の同法改正により追加されました。

誠実義務

「個人の尊厳を保持し、その有する能力及び適性に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、常にその者の立場に立って、誠実にその業務を行わなければならない。」と規定されています。

信用失墜行為の禁止

「介護福祉士の信用を傷つける行為をしてはならない」と規定されています。 この規定に違反した場合、登録の取り消しまたは期間を定めて介護福祉士の名称の使用の停止を命ずることができます。

秘密保持義務

「正当な理由なく、その業務に関して知りえた人の秘密を漏らしてはならない」と規定されています。これは、介護福祉士でなくなった後も同様です。 この規定に違反した場合、「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」が科せられます。 また、信用失墜行為の禁止と同様、登録の取り消しまたは期間を定めて介護福祉士の名称の使用の停止を命ずることができます。

連携

前出の通り「その担当する者に、認知症であること等の心身の状況その他の状況に応じて、福祉サービス及びこれに関連する保健医療サービスその他のサービスが総合的かつ適切に提供されるよう、福祉サービスを提供する者等との連携を保たなければならない。」と規定されています。

資質向上の責務

「介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。」と規定されています。

名称の使用制限

介護福祉士でない者は、介護福祉士という名称を用いてはなりません(名称独占)。 介護福祉士の名称の使用の禁止を命ぜられた期間中に、介護福祉士の名称を使用した場合、30万円以下の罰金に処せられます。

また、2011(平成23)年の同法改正により、介護福祉士の業に喀痰吸引等が加えられたことに伴い、その要件を満たさずに、喀痰吸引等の行為を行った場合にも、罰則規定が追加されました。

1:〇

2:×

介護保険法の条文の一部です。

 

3:×

児童福祉法の条文の一部です。

4:×

老人福祉法の条文の一部です。

5:×

障害者総合支援法の一部です。

 

 

【問題19】Fさん(82歳、男性)は、脳こうそくの後遺症による右片麻痺と運動性失語の状態で、介護老人福祉施設へ入所した。自分の意思は、顔の表情やうなずきなどの動作や左手を使って伝えることができる。2時間ほどは車いすで座位を保つことができる。食事の際は、自分でご飯やおかずをスプーンに乗せたり汁物を口に運ぶことは困難であるが、スプーンに乗った食べ物を左手で口まで運んで食べることはできる。食事場面における介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 食事を居室のベッド上でとるように促す。

 

2 メニューの説明は不要である。

3 左手で食べたいものを示すように促す。

4 ご飯とおかずを混ぜてスプーンに乗せて口に運ぶ。

5 好みの食べ物は最後に食べるように促す。

では、「がき解説」いきます!この問題は短文事例になります。介護福祉職の対応としては「利用者本位」「自立支援」ができている選択肢を選ばなくてはいけません。

なので、できる力を見極めておくことが正解のポイントです。

また、この事例については、出題頻度の高い失語症についても確認しておきましょう。

  

 

運動性失語は「閉じられた質問」「絵カード」が有効で、感覚性失語は「ジェスチャー」が有効であることも覚えておきましょう!実はこれは「コミュニケーション技術」の範囲ではありますが、「介護の基本」で出題されました。この辺が広く浅い「介護の基本」の特徴だと思います!

1:×

Fさんは2時間ほど車椅子で座位を保つことができます。座位できるのにベッド上で食事する必要はないです。

2:×

運動性失語のFさんは話は理解できるためメニューの説明は理解できます。

3:〇

左手は健側であり、自分で食べたいものを選択することは〇です。

4:×

ご飯とおかずを混ぜることは本人の意思であればOKだが、尊厳を無視した食事介護の典型的な例です。また、左手で口までスプーンを運んで食べることができるFさんに対して口に運ぶ介護をすると「自立支援」に反しています。

 

5:×

食べる順番を決めるのはFさんなので×です。


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