新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

リレー・フォー・ライフ・ジャパン・にいがた<その1> がんカフェの空間づくり


がん患者支援・がん征圧を目指したチャリティーイベント、レー・フォー・ライフ・ジャパン・にいがた2017が、8月26日、27日に開催され、無事に終了しました!

新潟では今年で3年目のリレーフォーライフ。私は実行委員をしています。

思えば、自分ががんになったことを公の場で初めて話したのは、第1回目のリレーフォーライフでした。

がんが見つかって7年もの間、ずっと胸にしまい込んでいた思いを語り、前に歩き出すことができた、そんな特別な空間がそこにはありました。

2015年9月 実行委員長の伊勢みずほさん(写真左)とのサバイバーズトーク

 

そこでは、何を話しても大丈夫。それぞれ異なる思いかもしれないけれども、愛するだれかを思う気持ちを分かち合おうとする人々が集うと、こんなにもすばらしくあたたかな空気が満ち溢れるのだということを知りました。どんなことでも受け止めてくれる人たちがいる安心感から生まれる勇気。そして、その勇気の連鎖・・・

今年のリレーフォーライフでは、サバイバー(がん経験者)が気軽に集い、語り合い、勇気をもらったり与えたりし合える空間を!・・・と、「がんカフェ」を大々的に設けました。

もともとは、なんの変哲もない会議室。

どうせなら、めちゃくちゃおしゃれにしちゃおう!!!

・・・と、張り切りました。

そしてできたのが・・・これ☆

がんカフェの入り口。トラックから直接入れます
入るとこんな案内板が。 右の方には、アロママッサージのコーナーも!
無料のお菓子や飲み物もたくさん!カラフルなテーブルクロスで会議室っぽくなくなりました。
有機レモンやミントなどを入れたデトックスウォーター
ブックカフェっぽく、私の本棚にある様々なジャンルの本を並べました
ワークショップエリアと、奥にはこども広場も
治療中でも元気に見えるメイクセラピーコーナー

 

・・・と、こんな感じに会議室を変身させました!

 

でも、空間って、作るだけでは完成しないんですね。単におしゃれにしただけでは不完全。

ここに人が集ってこそ、空間としてできあがるのです。(当たり前ですが・・・(^^ゞ)

 

がんカフェについては、新潟日報さんにも取材いただきました。

記事はこちらから。(新潟日報モア会員で全文読めます)

ありがとうございました!

この空間でどんな語り合いがあったのか・・・について具体的にはヒミツ❤ですが、どんな風に盛り上がったのかについては、次回!


About the author

五十嵐 紀子

未来の介護福祉士が現場実習で学んだこと、教室で学んでいることのあれこれを、コミュニケーション研究者がつづります。介護の世界は驚き・感動・発見もりだくさんのワンダーランド。介護におけるコミュニケーションの難しさとおもしろさ、介護職のカッコよさを伝えます!