学生の海外研修の引率でオーストラリアのパースを訪れました。
日本(新潟)との気温差は約30~35度。
ブリザード吹き荒れるところから、ビューンっと約20時間。こんなコバルトブルーのビーチのある場所に来られるなんて不思議です(初南半球です!)
せっかく、オーストラリアに来ているのだから、どこか介護施設を訪問したいな、と思っていたのですが、特に依頼状も持っていないし、事前にアポもない。多分難しいだろうな・・・と思いながらも、ふと通りかかったビーチに面した老人ホームにダメ元で受付で自己紹介し、見学したい旨を説明してみました。
すると、ナント、アポなしなのに親切に案内までしていただきました!
あろうことか、名刺も忘れてしまったのに、見ず知らずの日本人を信用して施設に入れて下さり、本当にありがとうございました。
Bethanieという西オーストラリアの高齢者施設を経営する法人の老人ホームのひとつで、まるでリゾートに建つ高級ペンションかと見間違えるようなステキなロケーション、ステキな建物でした。
なんでも、日本でいう文化財に指定された歴史ある建物を改装して使っているとのこと。階段の手すり、天井、窓枠などいたるところに歴史を感じさせる趣きのある空間でした。家具もステキ。
この施設は、超高級の居住エリアと少しリーズナブルな(といっても高いと思う)居住エリアに分かれているのですが、超高級エリアには入居時に少なくとも1億円(!)必要なのだそうです。
びっくり!い・ち・お・く・え・ん。。。。ですよ!!!
さらに、月々の費用もかかるわけで・・・
不動産投資がさかんで、家や土地を売って、入居する人が多いようです。
そして、オーストラリアでは、介護施設に限らず、家を買う時、家そのものだけでなく、その地域の地名や、景色に大金をかける(お金持ちの)人が多いそうです。なので、海岸に面した高級住宅街では、新潟で2000万円くらいの家が2~3億円くらいするとか。
ためいきがでますね~。
リビングルームの丸い窓から青い海と空を見ながら過ごすなんて、高級旅客船に乗っているみたい
ライブラリーに、美容室、アロマの香りがやさしいマッサージのお部屋など、なんとも言えない心地よい空間というか、空気。
すれ違う入居者の女性と優しくハグを交わす、ケアスタッフ。
「こんにちは、日本から来ました」とあいさつすると、ずっと手を握り締めて下さった入居者の方。
とても優しい時間でした。
次回は、驚きの介護施設の常識 in オーストラリアです!
お楽しみに♪
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