ケアハウス優友

2006年9月にオープンした社会福祉法人恒慈会の運営するケアハウス優友（定員50名）は、新潟市西蒲区熊谷島方地区に立地。60歳以上の入居者が、できるだけ自立した生活が送れるように、通所介護、訪問介護、居宅介護支援事業所を併設。定員数は、50名で、居室は、個室48室、夫婦部屋2室。協力医療機関は、同じエリアの西蒲中央病院・潟東クリニックがサポートしてくれる。「入居時自立されていた方も、生活して行く中で要支援や要介護となり見守りや介護が必要になった場合、併設の通所介護、訪問介護、居宅介護支援事業をのサービスを利用して生活してゆく事ができます。介護度が重くなった場合も担当のケアマネジャーとよく相談して生活をサポートするので安心してご利用ください」と話す相談員。

鉄筋コンクリート造り３階建て

平安時代の阿弥陀如来増のある善養寺もすぐ近く

ケアハウス玄関口

併設のデイサービス玄関口

エントランスホールに入るとまず目に付く施設理念が記された額。介護施設では、運営理念や目標を掲示するように指導されているが、下記写真のようにきれいに掲示している施設は少ない。「優友の理念　私たち優友は、社会の構成員に等しくもたられるべき幸福という精神を以って高齢者の安心で安全な生活を公平かつ深慮に支援し、これら高齢者の人生が永く幸福に満ち足りた日々であるよう慎み深く献身する」。また施設最高齢の男性利用者の書の作品が綺麗に掲示され、利用者一人ひとりの思いに寄り添いサポートするスタッフの姿をイメージさせるに足り得るものであった。

綺麗に利用者作品を展示したロビーホール

ベテランスタッフがお世話します

いつも笑顔が絶えないスタッフ

優友の理念

利用者作品　書「感謝」　

自分の作品の前で笑顔を振り撒く利用者

居室は、個室が48室、2人部屋が2室。各部屋23.8 m2（7.2坪）押入れ、トイレ、洗面、ミニキッチンが付き、生活するにはちょうど良いスペースが確保されている。「居室は、北西向きと東南向きがあり、どの居室も明るく開放的なお部屋になっています。近くは弥彦山・角田山があり、天気が良いと飯豊連峰まで眺望することができます。近くの善養寺や島方神社のお祭りにも参加し地域との交流も進めています」（生活相談員）。

居室前廊下

居室入り口付近

23.8 m2（7.2坪）の個室

押入れもたっぷり収納できる

電磁調理器付ミニキッチン

かわいらしい色の防炎カーテン

車椅子でも安心して利用できる広いﾄｲﾚ

各お部屋からイチョウ、杉、梅の木など樹木が見える

お風呂のお湯は、厚生労働省認定のラジウム準温泉「トゴールの湯」。新潟県栃尾又温泉付近から産出される風化鉱物を使用し、泉質を持つ入浴設備だ。「トゴールの湯」に含まれる化学成分が新陳代謝を促進し、血行が良くなり、更に保温、保湿、洗浄効果に優れているので関節の痛みや凝りを和らげてくれる。女性利用者にトゴールの湯について伺うと「お風呂はとても明るく良いわよ。家のお風呂じゃ足を伸ばして入れないし、ましてやトゴールの湯でしたっけ・・。においはしないけど本当温まってお湯もすべすべして良いのよ」と笑顔で話してくれた。大浴場の他に個浴があり、時間予約をして利用することができる。

トゴールの湯

明るくて気持ちのよい大浴場

理美容室

洗濯室

パン屋・八百屋・ヤクルトの訪問販売

廊下スプリンクラー

食事は、3食１階の食堂にて提供。食堂に行く前に恒例の風景があるらしい。それは、「食事前には、ケアハウス玄関のエントランスと談話室に皆さん集まってきてお相撲から政治、芸能などのニュースの話題、また季節ごとの行事や昔話しなど笑声が絶え間なく聞こえてきます。スタッフも話の輪に入り、何気ない会話から心身の状況を把握するように気をつけています」と施設長。栄養士が各利用者の既往歴や身体状況など健康状態に応じた食事内容の調整をして提供する。施設で提供する食事以外に自分で調理をして楽しみたい人など白根の原信やジャスコへの買い物ツアーもある。また外食レクリエーションや季節ごとのバスハイク（お花見・白根大凧合戦・弥彦菊まつり）も利用者に大変喜ばれている。「地域との交流も積極的に取り組んでいます。秋には、地域の文化祭に利用者全員で制作した作品を出展したり、書道教室、歌の会、フラダンスの会など多くの地域ボランティアの方が施設に来ていただき利用者との交流を持ち楽しいひと時を過ごしています」（施設長）。