介護老人保健施設杏園

「複合福祉施設あさひ」は、旧朝日村（現在村上市）で地域医療を提供し続けてきた佐藤医院が運営。高齢化と過疎化を危惧し、診療所、老人保健施設、ケアハウス、グループホーム、居宅介護支援事業所、ヘルパーステーションを一体的に運営している。高齢化率40％を超える地域特性を考慮し、無料の巡回バスを走らせ、地域住民に医療、福祉、介護、保健サービスを提供している。「先代が地域で実践してきたように、誰が、今、何に一番困っているのかということを常に考えるように職員に話しています。地域の人々と職員との温かい人間同士の交流の中で、地域の発展と福祉の向上に貢献してゆきたいと考えています」と話す佐藤理事長。

日本海東北自動車道朝日まほろばICからすぐ近く

国道7号線沿いの「杏園」の看板が目印

リゾートホテルを思わせるような佇まい

オレンジ色の看板がわかりやすい

隣接している道の駅「朝日」

道の駅朝日　http://www.asahimidori.com/

佐藤医院

洋風ホテルの様なお洒落な建物内には、内視鏡検査室、エコー検査室、栄養指導室（食堂・厨房）、理学療法室、治療浴室も設備され、内科、消化器科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、歯科、物忘れ外来、ダイエット外来と幅広く診療してくれる。「新しい施設と設備で、今まで以上に充実した医療を地域の皆様に提供できるよう様々な専門職が力を合わせ、コミュニケーションを図りながら複合福祉施設の核として全力を尽くしていきたいと思います」（佐藤理事長）。

リゾートホテルの様な建物外観

ケアハウス、老人保健施設と並ぶ建物

旧朝日村全域をカバーする無料巡回バス

診察時間は午前8時～11時　午後1時～3時30分

雨や雪が降っても濡れる心配なし

リハビリにも使える散歩スペース

佐藤医院の行動指針
1. 私たちは、医療と福祉サービスを一体化した施設の職員として、その与えられた責務と能力を地域の医療福祉の充実のために尽くします。
2. 私たちは医療及び福祉のサービスを提供することを通じて、住民の生命と生活を守り、生きがいのある暮らしが実現できるよう努めます。
3. 私たちは利用者本意に徹し、利用者の基本的人権を尊重し、身体拘束を禁止し、利用者に対する説明責任を果たし、医療・福祉に関する情報の公開に努めます。
4. 私たちは、研究・研修活動を通じて、常に自らの資質の向上と、サービスの向上に努めます。
5. 私たちは、与えられた専門的知識を生かして、地域の住民に対する健康講和などの啓発活動を通じ、住民だれでもが健康で文化的な生活を末永く送ることができるように努めます。

隣接するケアハウスまで続く廊下

診察室前の廊下

理学療法室

内視鏡検査室

栄養指導室

治療浴室

佐藤医院では、3つのSを掲げ、健康をサポートしている。一つ目のSはSMILE。赤を基調とした明るい建物の中でスタッフの笑顔で来院する患者の痛みを和らげて行く。二つ目のＳはSPECIALTY。常勤医3名、非常勤歯科医師5名で様々な医療ニーズに対応。村上総合病院http://www.mgh.jp/との病診連携も進めるなど各専門職がサポートして行く。三つ目のＳはSPEEDY。最新の検査機器で病気の早期発見早期治療に対応して行く。「佐藤医院では、各施設と連携しながら、外来と施設利用者の両者が抱えている複雑な問題に、身体面ばかりではなく、生活面、家族、地域の問題に他職種が総合的に関わるチームアプローチを大切にしています」と話す佐藤理事長。

※医療法人佐藤医院　主な医療設備
電子内視鏡設備(胃十二指腸内視鏡、大腸内視鏡)、内視鏡自動洗浄機、デジタルエックス線設備(一般撮影装置、X線テレビ装置、歯科パノラマ撮影装置)、超音波断層診断装置(乳房・腹部エコー装置)、自動解析装置付心電図、ホルター型心電図計、監視除細動装置、24時間血圧測定装置、血液検査装置、尿検査装置、骨塩量測定装置、ヘリコバクター検査機器、レーザー治療機器、眼底力メラ、聴力測定装置、マンモグラフイー

歴史ある佐藤医院の看板・前列中央は佐藤副院長

とても広くて開放的な受付待合室

佐藤医院友の会　患者さんと日帰り旅行

畳スペースから見える

大勢の患者さんが来ても安心スペース

大型巡回バス

医療法人佐藤医院　介護老人保健施設杏園

介護老人保健施設杏園は、1997年に開設。入所定員（短期入所含む）120名（個室12室、2人部屋4室、4人部屋25室）通所定員一日20名。要介護認定を受けた人に対して、入所サービス、短期入所療養介護サービス、通所リハビリテーションを提供。
※入所サービス対象者：要介護1～5
※短期入所療養介護サービス・通所リハビリテーション対象者：要支援1～2もしくは要介護1～5

杏園外観

玄関口

ネーム入りマット

元気なスタッフがお出迎え

入所サービス・短期入所療養介護サービス

杏園では、2007年より、チームケアの取り組みをスタート。2階フロアを松・竹・梅の3チームに、3階フロアを海・空の2チームに分け、生活単位、介護単位を小さくすることにより”暮らしやすい”環境整備に取り組んでいる。チームごとにリハビリテーションやレクリエーション、おやつ作りやバスハイクなどを実施しており、全体活動とは違った小集団で行うアットホームな活動には、チームごとに特徴のある雰囲気がある。「館内には、利用者さんの作品や写真が掲示され、生き生きとした表情があふれています。ぜひ、活動の様子を見学にお越し下さい」（相談員）

利用者の作品が綺麗に掲示

整理整頓が行き届いている

家具、介護用ベットなど備品が標準装備

個室トイレ

理美容室

月刊行事予定

通所サービス

通所リハビリテーションサービスの一日の定員は20名。送迎サービス付きでリフト付きバスにて自宅まで送り迎えしてくれる。 入浴サービスは、一般浴、中間浴、機械浴を用意され、状態に合わせた入浴ができるので安心。

※一日の生活の流れ
9:00～　送迎到着・体調確認・お茶の提供
9:30～　入浴・手作業・リハビリテーション
12:00　昼食
13:30　お昼寝・休憩
14:00　レクリエーション
15:00　おやつ・お茶
15:30　送迎帰宅

杏園では、3つのUを掲げ、生き生きとした生活をサポートしている。一つ目のUはUSEFULL。利用者、家族に「役立つ情報」を発信して行く。二つ目のUはUNDERSTAND。利用者の生活や心身の状態を専門知識と技術を持って「良く知って」サポートして行く。三つ目のUはUTILITY。有効な看護、介護、リハビリテーションの提供に向けて施設内外で研修して行く。「杏園では利用者、家族の為に3つのUを兼ね備えた万能プレイヤーを育成しています。常に課題を持ちながら、そしてチームケアを通じスタッフ同士が共に学びあう風土を大切にしています」（佐藤理事長）。

1階機能訓練室

お昼寝、休憩スペース

スローピング

笑顔いっぱいのスタッフがサポート

充実した転倒予防体操プログラム

チームケアメンバーと目標が掲示