サロンDoo

2010年7月にオープンしたサロン・Ｄoo清五郎店は、鳥屋野潟の南側の閑静な住宅街の中に位置し、鳥屋野潟公園・鳥屋野スポーツ公園へと遊歩道が続く中心にあるリハビリテーション提供型のデイサービス。「自立支援」「機能回復」「重症化の予防」を目的に「自分から動く」ことにこだわったプログラムを用意。リハビリテーションに特化したデイサービスというコンセプトのもと、病院や施設、訪問看護にてリハビリテーションに従事した経験のある専門スタッフを配置しているのも大きな特徴だ。「私自身介護者の経験をして感じたのですが、どんな状態になっても自分らしく生きたい、自分らしくありたいと言う思いを大切にして行きたいと思っています。サロン・Ｄooでは、自立支援の専門家が心を込めて一人ひとりの状態に合わせたリハビリテーションメニューを作成し、できる喜びをひとつひとつ実感していただきながら、より生活に密着したサービスを提供させていただきます」と笑顔で話す渡部施設長。

喫茶店と間違えて訪れる人も多いお洒落な外観

けやき並木に囲まれた閑静な環境

スタッフの所有している資格証書を綺麗に掲示

アットホームな雰囲気が伝わってきます

サロン・Dooのアイドル犬トイプードル「モコ」

作品を額に入れて展示してくれる心遣いがうれしい

【動画】サロン・Ｄooのアイドル犬トイプードル

サロン・Doo一日のプログラム

※リハビリテーションメニューは、スタッフが身体機能の評価などを行い、ケアマネージャーの援助計画に沿った形で提案してくれる。

9:25 サロン・Dooに到着
9:30 体温・血圧・脈拍などの健康チェック
10:00～11:00　ウォーミングアップ体操
11:00～12:00個別機能訓練・自主トレーニング・言語療法（個別・小集団）
12:00～13:00 口腔嚥下体操・ランチタイム・休憩
13:00～14:30作業活動・自主トレーニング・個別機能訓練・言語療法（個別・小集団）
14:30～レクリエーション・屋外歩行
15:00～ティータイム＋知的カルチャー
15:30 帰宅準備
15:35 サロン・Dooを出発

多彩なプログラムの中から一人ひとりに合ったリハビリテーションを選定

サロン・Ｄooのリハビリテーションは、個々のニーズに合わせてサービスを提供できるように　1.体力向上支援、2.生活活動支援、3.作業活動支援、4.スポーツレクリエーション活動、5.コミュニケーション活動支援、6.障害疾病予防注意、7.知的カルチャー
合計７つのプログラムを用意。「たくさんあるプログラムの中でも特に作業療法（※1）と言語聴覚療法（※2）に力を入れています。専門スタッフを配置し、科学的根拠に基づく効果測定をすることで、どのように能力が向上したのか目に見えてわかるので、利用者さんからも大変好評いただいています」（渡部施設長）。

※1　作業療法　身体又は精神に障害のある者、またはそれが予測される者に対し、その主体的な生活を獲得を図るため、諸機能の回復、維持及び開発を促す作業活動を用いて治療、指導及び援助を行うこと（日本作業療法士協会ホームページより引用）

※2　言語聴覚療法　脳卒中後の言語障害(失語症、構音障害)や聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など、 ことばによるコミュニケーションの問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施。必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行う（日本言語聴覚士協会ホームページより引用）

1.体力向上支援

「自己訓練」「移動力向上訓練」「有酸素運動」を通じて、全身の筋力の衰えを防ぐ。さらに機能を高め能力に応じたトレーニングが用意されている。

自己訓練

移動力向上訓練

有酸素運動

2.生活活動支援

日常生活上に必要とされる動作を練習。自宅を想定して、調理、家事、入浴、排泄などの生活訓練や自助具の使い方など優しく、丁寧に指導してくれる。

自宅生活を想定した家事訓練　食事の準備作業

介護用のトイレ

家庭と同じ浴室

介護用のベッド、車椅子

3.作業活動支援

自分自身が得意なこと、好きなことを通じて身体と心の活動力を高める。指先の訓練を兼ね、手工業、木工、銅版細工、園芸、野菜作りなどの楽しい作業活動を通じて、喜び、感動、達成感を提供する。

バラの水彩画作品

木製花瓶を製作

4.スポーツレクリエーション活動

屋内外でのスポーツやレクリエーションを通じて、身体機能アップと利用者様同士の交流を深める。

軽井沢の別荘地を散歩しているような気分を味わえる

遊歩道での散歩をしながら、ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝも深まる

5.コミュニケーション活動支援

言語聴覚士による訓練や小集団の活動を取り入れ、楽しい交流の場を提供。失語症・構音障害などの言語障害の改善に個別・小集団による言語聴覚療法を支援してくれる。

絵カードを用いた言語訓練

6.障害疾病予防注意

コアプログラム及び小集団指導を通じて、障害予防法・疾病予防法を指導。機能や病気の悪化を予防する方法を支援してくれる。合わせて上肢や下肢の関節拘縮予防方法を取得することもできる。

朝の体操メニュー　

男性利用者も大勢利用している

専門スタッフが側についてサポート

マンツーマンでの指導

7.知的カルチャー

認知機能低下の予防プログラムとして、計算、計画能力、読み書き能力の向上訓練を実施。合わせてコミュニケーションを通じて心のケアを提供している。

パソコンを使った計算テスト

理念「あなたの喜びが私のよろこび」　代表取締役渡部貞子

人は生まれたときから、自立を目指すことをひとつの目標とされ、親や大人たちから自分の力で人生を送るように躾けられます。それは単に、人に頼らなくてもなんとか一人で生きて行けるようにという願いだけではありません。人から与えられるだけの人生がどれだけ窮屈でつまらないものかを知っているからです。
幸せだとか喜びとかいうものは、人から与えられるものではなく、自分の力で見、自分の頭で考え、自分の足で歩んで行くことで得られるものだということを大人は経験から知っているのです。
ところが、なぜ相手が高齢者になったとたん、みんなそれを忘れてしまうのでしょうか。私達の先輩である高齢者は、おそらく一人一人が自分の手で価値のある人生を築いてこられたことでしょう。それが、介護が必要になったというだけで「自分の意思で」と、言う当たり前のことが、｢他人から与えられるもの」に変わってしまうのです。
人生とは、高齢者になるまで！ではありません。命を終える最後の日までが人生であり、状況が変わっても、自分の意思で営み続けることが人の喜びであることに違いありません。この考えが、私達の目指す施設のスタンス(目的）「自立支援」という根本になっています。理念は、「あなたの喜びが私のよろこび」です。私たちはあくまでも、ご利用者様の意思を尊重し、明日に希望を持ち、共に喜びと感動を共有して参りたいと願っております。この理念の下、社員一丸となり精進していく所存でございます。

【動画】渡部施設長のランチ紹介

渡部施設長が自ら採って来た椎茸

食事前の嚥下体操

サイドメニューの手作りおかず

たくさんの種類のおかずに利用者も大満足