見守りセンサー(ベッドセンサー)比較のポイント

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ご要望がありました、介護施設で導入が進んでいる「見守りセンサー(ベッドセンサー)」について商品を比較する場合のポイントをお伝えします。
今回はベッド上での状態(睡眠・覚醒・離床等)及びバイタル(心拍・呼吸)が測定できるベッドマットの下に敷くようなタイプについてです。

比較するポイントとしては、1.リアルタイム機能2.解析機能3.その他(運用)の3つ。

1.リアルタイム機能
アラート速度:早い方が良い。
最速で3秒程度。遅いと20秒程度。正直20秒だと離床センサーとして使用は厳しい…。有線のマットセンサーと併用しないと…かな。
3秒でもマットセンサーと比べると遅いけど、起き上がり時に反応すれば、逆にマットセンサーよりも早い。未然に防げる可能性あり。但し、起き上がりを感知する必要あり。また、利用者の行動の速度もあるので、人毎にアラートが鳴る時間設定ができると良い。

バイタル:どれも心拍と呼吸のみ。本当は体温や血圧が分かると良いが、まだ無いようです。

状態表示:離床・起き上がり・睡眠・覚醒は必須。
睡眠と覚醒が分かれば、トイレ誘導とか利用者の負担を少なくできるのでは。

2.解析機能
睡眠状態の解析:睡眠レベルが細かく分かれば健康度が判定できます。昼間の運動量や薬の変更などによる違いがハッキリ出ます。
また、睡眠時の離床回数、無呼吸回数、睡眠評価など健康度の解析ができるものもあります。

3.その他(運用)
サーバー:施設で管理が難しければクラウドはありがたい。ただ台数等により費用面でオンプレと検討は必要かも。

形状:やはり汚れたり、壊れたりする場合もあるので、汚れたり壊れやすい場所に商品の壊れやすい部分が無い方が良い。

記録と連動:介護記録システムと完全に連動できれば良いけど、案外連動となっていても完全ではない。介護システム側に睡眠の解析まで記録項目があればいいけど…。

サポート:最初に設置したまま使用するのであれば良いけど、ベッドマットを厚いのに変えたとかエアマットにしたとか、サポートがあった方が良い。(あんまり高性能?のマットだと使用できない場合あり、要メーカーに問合せ)

以上が今まで導入に関わったり、導入した施設やメーカーなどから集めた見守りセンサー(ベッドセンサー)の比較ポイントです。不明な点等あればお声がけください。

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株式会社トラステック ウェルフェア事業部
https://www.trustec.ne.jp/welfare/

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