国際福祉機器展(H.C.R)2019 を見に行った感想です。

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9月25日(水)~27日(金)の三日間。国際福祉機器展(H.C.R)2019が東京ビッグサイトで開催されました。
いまやアジア最大級の福祉機器展として延べ10万人以上が来場しました。

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トラステックで出展はしていませんが、2名の社員が見学に行ってきましたのでその様子を報告します。

福祉に特化した展示会ですが福祉関係の人だけでなく一般の方(学生や身内もしくは本人が要介護者etc)の方などもとても多かったです。
在宅・施設サービス経営情報システムも盛況で、操作方法を熱心に聞いている人も居り、システム化に対する関心度の高さを感じました。
職員の手間を省こうと体温や脈拍なども連携させたり、文章には定型文を用意したり、なるべく手入力を減らそうというものは多くありました。
ただ機能的には結構、似ているものが多いのかな、という印象でした。
コミュニケーション・見守り機器は様々でした。当たり前ではありますが、見守り機器を導入した場合、何を管理出来るのか、どのようにして職員の負担を減らすことができるのか、といった運用面も考える必要があると感じました。

気になった展示をいくつかご紹介します。

<AIを使用した計画書作成>
展示してある会社の記録システムに入力(蓄積)してあるデータから、AIにて分析、それを基に介護計画書を作成するシステムでした。介護職員になって経験が浅い人などは、どのような計画を立てればよいか初めは分からないし、項目等の選択をしただけで、作成してくれるのは大変便利なものだと思いました。しかし、いくら膨大なデータがあるといっても、利用者が同じような要望、希望だった場合は、同じ計画書にならないのか少し疑問もあります。その分、人が作成したほうが同じような要望・希望であっても、その人に合った計画を立てられるのではないかと感じました。ただ、計画書を作成する時間の削減になることは確かであると思います。

<送迎管理>
当システムに送迎の作成機能があると便利では?と思っていたため、展示しているブースを2社ほど発見したので、行ってみました。2社ともデイサービスを対象としており、WEB(クラウド)にて使用できるとのこと。
GoogleMapを利用し、利用者を振り分けるだけで出発時間から到着時間を計算してくれたり、最適なルートを自動で作成したりはできるようですが、ナビまではできないとのことでした。
なぜこのシステムはショートステイや小多機では使用できないのか…と思ってしまいます。…が、サービスごとによって何かしら課題があるのでしょうね…。

<翻訳アプリ>
会場内を歩いていた際にたまたま発見したブースでしたが、記録システムに使えるかな?と思い、立ち寄ってみました。
実際に見せていただいたものは、発言したものを選択した言語に翻訳(画面に表示)させる、というものでしたので、文章で記録する記録システムにはあまり意味のないものかもしれません。
ただ、見落としがあるかもしれませんが、翻訳系のブースはここしかないように思いました。

<補助犬>
これは完全に個人の趣味で補助犬です。
盲導犬は何回か県内でも見たことはあるのですが、聴導犬、介助犬は実際に見たことがなかったので(そもそも盲導犬約900頭に比べて、両補助犬とも活動頭数が約60頭しかいない)、実際に見ることができ、良い機会でした。
(補助犬の仕事中は)話しかけたり、触ったりするのは禁止なのですが、今回は特別にデモ後のブースで撫でることができました。
とにかくかわいくて、癒されました…(笑)
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行ったのは27日(金)の最終日でした。会場内約3,8000人もいるのに、1回しか会っていなかった金沢のお客様に声をかけられたことに驚きました。電話では何回かやり取りはしているのですが、顔を覚えられていることにも驚きました。

最終的には、会場が広くて、歩き疲れました…。

以上、H.C.Rに行ったトラステック社員の報告でした。

 

株式会社トラステック ウェルフェア事業部
http://www.trustec.ne.jp/welfare/

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