タブレット介護記録導入施設見学(燕市)

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介護記録をシステム化した燕市の施設様(施設A)に、システム化を検討中の新潟市の施設様(施設B)の見学(主にデイサービス)に同行しました。見学中の話の内容を一部ご紹介します。

施設B:どこまで電子化されていますか?
施設A:介護記録及び請求です。フェースシートはシステム化されていませんので個人別のファイルは残っています。

施設B:現場でタブレットを使ってその場で入力はできていますか?
施設A:バイタル等を紙に書いた後に入力をしている人もいますし、その場で直接入力している人もいます。
(どちらかというと書いてからの方が多いように感じました)
但し、後から入力の場合も空き時間を見つけて行っているので負担にはなってはいません。
(連絡帳もシステム化していますので時間内に入力は完了しています)

施設B:急変時にはどうなりますか?
施設A:よくぞ聞いてくれました(笑)。ひとつにまとまっているので急変前のご利用者の記録を印刷して用意するだけです。
(これは他のシステム化した施設さんからもドクターから喜ばれたなどの話を聞いています)

施設B:紙で残っているものはありますか?
施設A:業務日誌をシステムでカスタマイズしてチェックリストとして残しています。
システムから本日ご利用者とバイタルや薬などチェックできる用に空欄と利用者毎に台帳に入力してある注意事項などを備考として印刷して現場に置いています。すぐにタブレットで入力できない場合はこれに記入しています。
あと、何でも用のノートが残っています。記録として残すまでもない内容やタブレットでは不安だという職員のために一部の記録も書いています(内容によってタブレットに入力しなおしているものもあります)

施設B:導入までの期間はどうでしたか?
施設A:移行期間として3カ月とりました。その間に各自が使用して本番に向け準備しました。実際には時間が掛かった人でも一か月もあれば大丈夫でした。

施設Aの現場職員の多くは、「まあただ入力すればいいだけなのでそんなに面倒なことはないです」との反応が多かったです。但し、何でも用ノートのように工夫して現場で対応しているのが分かりました。

見学後、施設Bさんは、業務日誌の使い方を絶賛していました。これはシステムと施設Aさんのノウハウが合体したものです。

完全に紙と転記がなくなったわけではないのでシステムとしての改善点はまだあると思いますが、施設Aの施設長からは「紙がなくなった。転記がなくなった」現場の方からは「前には戻りたくない」など話が聞けました。

 

株式会社トラステック ウェルフェア事業部
http://www.trustec.ne.jp/welfare/

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