燕弥彦西蒲食支援ネットワークの高井です.
本日は最近導入した咀嚼能力測定方法のお話です.
安全に食事をするためには,しっかりと咀嚼する必要がありますが,
一旦口に入った食べものは,どのような形態で飲み込まれているのかを知ることは難しく,
それを簡単に定量的に評価する方法はありませんでした.
・自分の歯が多くあるので,しっかり噛めているだろう
・問題なく義歯を使用しているので,しっかり噛めているだろう
もちろん,これらも重要な指標のひとつですが,
しっかり噛むためには上下の奥歯に食材を移動させ,
その位置に保持するための舌や頬などの動きも重要です.
その判定方法がこちら
検査用のグミを用いて評価を行います.
一見すると,もぐもぐと噛んでいるように見えても,
麻痺などの影響で,全くかみ砕かれてない状態のときもあります.
そういった場合,一定以上の硬さのものは丸のみしている可能性もあります.
※検査用グミはお菓子のグミとは物性が異なります