地位が高くなる(≒上司)と感謝の気持ちが少なくなりがちなので、意識的に感謝したほうがよいというお話です。
いま、某大学の心理学の先生といろいろとお話をしているのですが、「上司ほど感謝しにくい」ということに関連する観点の論文をいくつか教えて頂きました。
①「上司は感謝しにくい」というステレオタイプを私たちは持っている
②「上司は評価をするという立場から、部下からの好意を素直に受け取れないこともある」
③「怖い上司は感謝しにくく尊敬される上司は感謝しやすい」
細かい説明は省きますが、①~③のような傾向があることが研究でわかってきています。怖くて感謝もしてくれない上司・・・たまらんですね苦笑
上司は感謝しにくい、という傾向があるようですが、地位の高い方でも感謝することが大切だという名言を多く残しています。
「世と人の多くの恵みに感謝する心をお互いに持ちたい。その心こそが明日への歩の真の力になるであろう」 松下幸之助
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」 山本五十六
感謝は大切。しかし地位が高くなると感謝しにくくなる傾向があるようです。ではどうすればよいか?
①部下を信頼し、彼らの頑張りを素直に受け止めること
②感謝する勇気をもち、積極的に感謝を示そうとする心構え。
③感謝の示し方→感謝スキルを磨くこと
ここで活用できるのがサンクスカード。サンクスカードを積極的に部下に送ることで、①②を意識するきっかけになり、③感謝スキルに磨きがかかりますよね。
怖くて感謝しない上司より、感謝し尊敬される上司を目指したいものです。
地位が高くなると感謝の気持ちが少なくなりがちなので、意識的に感謝したほうがよいです。そのためにもサンクス道を極めることは有効だと思います。
今週金曜日に、上越で行われる「~働き方改革推進の人財育成を行う~ ワーク・ライフ・バランス推進リーダー養成講座」で、登壇します。作業療法、ポジティブ心理学、感謝の活動を通して学んだこと、伝えたい事を業種の壁を超えてお話してきます。またブログでも報告します!
みんなのリハビリセンター
小山智彦