意識したことは拡大するという話です。
まだ若手の職員Aさん。初めての委員会の仕事で悪戦苦闘し、3か月間、悩む日々が続いていました。体調も悪く、委員会の仕事もかなり負担になっていたようです…。
この精神的にしんどい状況でも、Aさんはサンクスカードで感謝を伝える作業は欠かさず続けていました。
その数3か月で約160枚も書いたそうです。辛い状況で、この数を書くのは非常に難しいです。私も経験してますが、精神的にきついときって、感謝する気になりませんから笑
それでも、Aさんは書き続けました。自分の身の回りで起こっていることは、自分の成長のために起こっていると信じて…
160枚書いたAさん、3か月間カードをもらうことは少なかったそうです。
でも、感謝すればするほど、また感謝したくなる出来事が起き始めました。事務所の職員が助けてくれたり、委員会の仲間が温かい言葉をかけてくれたり、先輩や上司が相談にのってくれたり・・・感謝するできごとが次々と起こってきました。
そして、委員会で企画した研修の最後。Aさんの言葉に、みんな感動したと言います。
「これからも、皆さんと一緒に協力して進んでいきたい」
感謝し続けたAさんが自分の本当の想いを語った言葉だからこそ、みんなの心を動かしたのかもしれません。
「意識したことは拡大する」
怒り、不満、不安、恐れ。
喜び、幸せ、好き、感謝。
辛い状況であっても、自分が何を意識しているかによって、世界が決まっていく。
Aさんのおかげで、学びことができました。
Aさんに感謝し、心から敬意を表します。
社会福祉法人みんなでいきる
みんなのリハビリセンター
センター長 小山智彦（作業療法士）
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