新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017
母の日

どんな状況でも価値を見出す


感謝を意識すると、どんな状況でも、人や物事の価値を見出すことができます。

サンクス道では、意識的に感謝をすること、積極的に感謝を言葉にすることが大切になります(そのツールとしてサンクスカードがありますね)

これは「何か特別な事をしてもらったから感謝する」とか「仕事の中のあいさつ代わりとしての“ありがとう”」というような感謝のパターンとは異なります(そういう感謝も大事ですが)

大切なことは「今ここにある物事、人」に焦点を当て、主体的に、意識的に、積極的に感謝をしていく心構えや行動です。

こういったことを意識していくと、忙しい時や、人の悪いところに意識が向いてしまう状況でも、人や物事の価値を認め尊重することができるようになります。なかなか難しいかもしれませんが、週に5枚程度サンクスカードを書くだけでも、意識は少しずつ変わっていきます。

私も日々様々な問題・課題にぶつかります。一方で、サンクスカードを書くときはサンクス道の心に立ち返ることができます。「今日は上手くいかなかったなあ」と思ってしまう日でも、その中にある物事・人に感謝することで、今まで気づかなかった価値を見つける時もあります。

感謝を意味する「appreciate」には「真価を認める」という意味もあります(真価とは物や人のもつ真の価値や能力のことです)

感謝を意識すると、どんな状況でも、人や物事の価値を見出すことができます。

あとはそれを言葉にして、伝えることが大切です。サンクスカードはそれを補うツールになるはずです。

※写真は以前サンクス米山の職員さんが利用者様の居室に作ったもの。利用者様へのありがとうも大切にしていきたいですね。

社会福祉法人みんなでいきる
作業療法士 小山智彦

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