新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017
サンクスポスト 柿崎

利用者様が語った夢


サンクス柿崎に異動して、1カ月が経ちました。たった1カ月ですが、非常に濃く、いろいろと見えてきた1カ月となりました。

さて、私が勤めているサンクス柿崎はデイサービスとショートステイ(40床)の施設です。特徴的なのが、高齢者のショートだけでなく、障害者のショートも受け入れています。なので、高齢の方と一緒に、年齢的に若い方や、知的障害のある方など、様々な方がご利用されています。小学生くらいの子がお母さんと見学に来られたこともありました。

そんな中、ある知的障害の男性Aさんと会話をしていると、こんなことを話して下さいました。

「小山さん。私は幸せです。施設に入れば支援してくれる職員さんがいます。お話をしたり手伝ってくれたりします。私は職員さんに本当に感謝しています」

つづいて、趣味の話になり・・・

「小山さん、私には夢があります。オセロの障害者の全国大会に出ることです。いろいろな壁があるかもしれません。1回戦で負けるかもしれません。それでもいいんです。挑戦してみたいんです」

感動しました・・・。支えてくれる人にちゃんと感謝していること。それを言葉にして素直な気持ちを語ることができること。そして、夢があること。たとえ上手くいかなかったとしても挑戦したいと思っていること・・・。

この仕事をしていると、本当にご利用者様から学ぶことが多いなあと感じます。

私たちも職場や家庭で様々な壁・課題がありますが、Aさんのように支えてくれている方々へ感謝し希望をもって、たとえ上手くいかないことがあったとしても、前向きに挑戦していく気持ちをもっていきたいなあと思いました。

きっと誰でも壁は簡単にクリアすることはできません。

大切なのは感謝を忘れず、希望をもつこと。

そして希望や夢にたどりつくには、自分自身の地道な努力と、その思いを持ち続ける心が大切なのかもしれません。

教えてくれたAさん、いつも支えてくれる職員、上司、家族への感謝を大切に・・・新年度がスタートです。

※写真は職員が作ってくれたサンクスポスト。なんとハートが真ん中から二つに割れて、中のカードをとりだせるという優れもの。作ってくれた介護士さんに感謝ですね☆

社会福祉法人みんなでいきる
作業療法士 小山智彦

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