新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017
しゅはり

サンクス道でも「守破離」が大切


サンクス道も守破離(しゅはり)があって、「守」が大切だという話です。

守破離とは、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つです。まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まります。

その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」

最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる、ということです。武道等において、新たな流派が生まれるのはこういった理由があるからです(Wikipediaより)

茶道、華道、書道などの伝統的な文化だけでなく、スポーツ、接客業、料理など、様々なことに言えることですが、まずその道を修得するためには基本的な型を真似ること、つまり「守」から始まります。

サンクス道においても、まずは型を真似ることが大切で、それが感謝の心を極める修行の始まりです。型を真似るということは、サンクスカードを投かんすること、「ありがとう」「感謝しています」という言葉を使うことです。

この習い事の基本をしない限り、サンクス道ではいつまで経っても感謝の心を極めることはできません。

「感謝なんていつもしているから、カードを書く必要はない」とか「ありがとうって、誰にでもちゃんと言えている」とか言って、カードを書かなければ現状は何も変わりません。仕事でも同じですよね・・・。いろんな言い訳を見つけて、上司のアドバイスを受け入れようとしなかったり、先輩の言うことを素直に聞かなかったり・・・。もちろん、めちゃくちゃな先輩だと困りますが(笑)、まずは基本的な型を真似るというスタンスは大切だと思います。

感謝は感情なので、心が大切です。でも最初は十分な心がともなわなくてもよいです。まずはサンクスカードを継続的に投かんしてみること、「ありがとう」「感謝しています」という言葉を使うこと。これが習慣化されれば、自然と「ありがとう」と思える心が身につくようになってきます。

その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれ 利休道歌

自分で学ぼうとする心こそが上達への第一歩です。よく「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だと言われていますが、学ぼうとする心を持つこと、師匠の言うことを素直に聞き、基本の型を真似ること。こういった心構えが大切だと思います。

守・破・離

サンクスカードを書かない理由を並べても、現状は何も変わりません。

ずは型を真似る、すなわちサンクスカードを書く、ありがとうと口に出すことから、サンクス道の修行は始まります。言葉にすることで、心はあとから必ずついてきます。

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