サンクスカードを10枚投函し、サンクス道三段まで昇段すると、その職員にスペシャルサンクスカード(以下SPサンクスカード)という特別なカード(賞状みたいなもの)が送られます。
今日はそのSPサンクスカードの作り方を紹介します。
実際のSPサンクスカードがこちらです。
特徴①、その職員の「称号」が明記されます。横田さんの場合は「子どもからお年寄りまで心をつなぐ架け橋名人」とありますね。その職員の得意なことや頑張っていることを〇〇名人というように表現します。
特徴②、その職員の長所を名前の“あいうえお作文”にします。
そして、完成までの流れは①から③のように進めていきます(三段になった職員本人は抜きで進めていきます)
①三段になった職員の良いところを皆でとにかく沢山あげる(個人作業)
②考えた良いところを皆で集約していき、情報を共有する。この時、SNSなどを使って、ネット上でまとめていってもよいです。私たちは社内SNSを利用し、意見を集約していきました。
③会議を開いて、ホワイトボードを使いながら、称号とあいうえお作文を決める作業を行っていきます。この時SNSででた意見も参考にして進めていきます。
三段になった職員は、自分が知らないところで色々な話がなされていくので、少し不安がる職員もいますが、そこは耐えてもらいます(笑)。悪口は言わない、これは鉄則ですね。
大きな流れはこんな感じですが、進める上でのポイントがあります↓
①SNSで上げる良いところは、必ず全員(本人以外)意見を出してもらう
②本人がいないとはいえ、悪口をいうことがないよう、リーダーは職員の発言や会議の雰囲気に注意していく
③会議は楽しい雰囲気で。様々な意見がでますが、否定的にならないよう、皆で共感し合う姿勢・雰囲気を作っていく
④あいうえお作文は、名前の真ん中あたりで、その職員のちょっとしたマイナスポイントも失礼のない程度に出していく。横田さんの場合は「たまに忘れることもあるけれど」ですね。そんなところも、あなたらしさとして受け入れますよということが大事ですし、真ん中で一度落とすと、後半の良いところが引き立ちます(笑)
⑤称号は〇〇名人でなくてもOK。〇〇職人、〇〇の魔術師、〇〇の王様とか、その職員らしさがでれば、名人である必要はありません。
あとは、授与式を行い、施設長から授与してもらいますが、ちゃんと“あいうえお作文”も呼んでもらうようにします。実際にやったときは、施設長も盛り上げてくれて、照れと笑いと感謝で心温まる授与式になりました。
私はこう思います。
私たちが現場で大切にしなくてはならないことは、利用者様の強みや個性を生かしながら生きがいを持ち、その人らしい人生を支援していくことだと思います。
それは職員であっても同じだということです。
職員それぞれの強みや個性を生かしながら自分らしさを表現し、それを承認し合える職場環境が「人を大切にする職場風土」を作り、職員一人一人の成長に繋がっていくのではないでしょうか。
ぜひ、みなさんの職場でも実践してみて下さい。思いもよらぬ自分の良いところとか、苦手だった人の良い一面とかも(笑)、発見できるかもしれませんよ。実践報告お待ちしております☆
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